NHKを退職したら「野生」になれた 「今日は稼ぎ0円じゃん!!」と焦っても毎日が刺激的! 武内陶子
■感受性のアンテナが100本追加! いろいろ考えて、タイトルは、私が支配人としてゲストを招いて開催するライブトークショーなので「武内陶子のお寺deトーク・ テライブ~いのちの泉をもとめて~」に大決定。最近の流行りよろしく、ちょっと長めのタイトル(笑)。不定期開催ですが、第1回は今年6月にAI研究者で感性アナリストの黒川伊保子さんを招いて。そして第2回は10月に、80歳現役バリバリの俳優・原田大二郎さんと炎のパーカッショニスト・ヒカシューのドラマー佐藤正治さんとの朗読ユニットをお招きし、特別に私も交ざって菊池寛の「極楽」を朗読パフォーマンス。プラス、アフタートーク。いつもわくわくドキドキのライブなのですが、参加者の方たちも毎回それぞれの「解」を持って帰られるようで「幸せとは何かいつも考えさせられます」とか「心の栄養いただきました」などそれぞれの反応がうれしく。毎回、今私が会いたい人をお呼びしてのトークなのですが、話はまあるく回ってなぜか命のお話、そしていかに生きるかというお話になります。不思議です。 そして来年1月に第3回テライブを開きます。今回は私がとても仲良くしていただいていて尊敬してやまない、そしてなぜか地下鉄の通路で2人だけでばったり出会ってしまったり絶対的なご縁を感じている料理研究家の土井善晴さんの登場です! さて、どんな化学反応が起きるのか。詳細は青松寺のHPや私のインスタなどでもお伝えしますね~。 退職して組織を出て、これまで背負ってきた大きなものをいったん下ろし野生にかえったトーコ。心の赴くままに冒険するようになったことで、感受性のアンテナが頭の上に100本ぐらい追加された感じなのよ(わ、絵面がすごいことに……笑)。若い時には、年を重ねるといろんなことに鈍感になっていくのかなあと想像していたのですが全然違いました。これまで生きてきた道がいろんなところにつながって、もっと深く泣けたり笑えたり、より繊細になっていく自分にびっくり。いや、相変わらずしんどいことは日々たくさんあるのよ。けれど心はなぜかほかほかなの。ことほどさように自分自身に起きている変化に戸惑いながらも、ひとつ確実に言えるのは、すべて含めて面白くて仕方ない。そしてもっと伝えたい! そんな野生のトーコの冒険、見守っていただけると幸いです。
武内陶子