「ダメよ~、ダメダメ」日本エレキテル連合・中野が手術の眼瞼下垂症とは アイテープでもなるのか…眼科医に聞いた
「ダメよ~、ダメダメ」でおなじみの日本エレキテル連合。2007年10月に中野聡子(40)と橋本小雪(39)で結成されたコンビだが、橋本が繰り出す「ダメよ~、ダメダメ」というフレーズが一世を風靡。14年の「新語・流行語大賞」の年間大賞を受賞するなど、一大ブームを巻き起こしたことでご記憶の方も多いだろう。そんな中野の報告に今、注目が集まっている。 ■【画像】「眼瞼下垂症」を告白していた中野聡子、目が半分しかあかない最新ショット■ お笑いライターが話す。 「”細貝さん”というおじさんキャラを演じるためにテープメイクをしていた中野さん。メイクにしっかりこだわるコンビとあって、中野さんは他にもテープメイクを着用し、コントに挑んでいました。しかし、1年前の23年3月17日、X(旧ツイッター)で”細貝さんやうさまるちょぴーのテープメイクで酷使して重度の眼瞼下垂(がんけんかすい)になってしまいました。もう目が半分しか開かない”と職業病を告白していたんです」 そんな中野は24年3月26日、《眼瞼下垂症の手術をすることにしました》と一大決心をしたことを報告。その理由として《目に強いテンションをかけてテープで留めていたら瞼(まぶた)が終わりました。ここ1年は人前ではかつて瞼を下げていたテープで瞼を上げて生活していました。それでもだんだん開きが悪くなっているし不便だし頭痛もひどいので決めました》と、手術という決断に至った経緯も合わせて説明したのだ。 中野自身、X上では眼瞼下垂症((がんけんかすいしょう)はあくまでも“勲章”だとしていたが、SNSユーザーからは《やっぱ無理に圧力をかけるのはよくないんだね…》という声も寄せられた。実際、「眼瞼下垂症」とはどういう病気で、どういった人がなりやすい傾向があるのか。東京都港区の大口眼科・大口泰治院長に話を聞いた。
■コンタクトレンズでなる人も! ソフトにもハードにも潜む「リスク」
中野が手術を決断した「眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)」の症状に関して、前出の大口院長が解説する。 「眼瞼下垂症とは、簡単にいえば、まぶたを持ち上げる筋力が弱まることで瞳孔の上にかぶさってきて視野が狭くなる状態です。生まれたときから先天的に症状を抱えている人もいれば、加齢によって起こることも。ただ、眼瞼下垂症を引き起こす原因となる病気が隠れている場合もあるので、手術には慎重な判断が必要です」(大口院長) どの年代でも起こりうる症状とのこと。中野のようにまぶたにテープを貼ることで症状が起きる特殊例は別として、一般人が目へとテンションをかけ続けたことで眼瞼下垂に悩む代表例には「コンタクトレンズ」があるという。 「まぶたは人体のなかでも最も薄い皮膚なので、繰り返し強く引っ張っていると瞼を持ち上げる筋肉が伸びてゆるくなり、眼瞼下垂症になることはあり得ます。 一般の方でいうと、コンタクトレンズを使っていて眼瞼下垂症になる方も。コンタクトレンズを入れたり外したりするときに瞼を強く引っ張りがちだからです」(前同) たとえばハードコンタクトレンズであれば目尻を引っ張り、レンズを押し出すようにして外す人もいるだろう。ソフトコンタクトレンズであれば直径は14mm程度。8mm~9mmほどの直径であるハードコンタクトレンズより5mm以上も大きい。そんなコンタクトレンズを目へと入れる際に思い切りまぶたを持ち上げた経験がある方も少なくないだろう。 「ソフトでもハードでも、継続してまぶたや目尻を引っ張っていると、まぶたへと負荷がかかるもの。ただ、同じ筋肉でも伸びる人と伸びない人がいるように、コンタクトを使っている人が必ず眼瞼下垂症になるわけではなく、ならない人ももちろんいます。なる人はなるとしか言えないのが実情です」(同) 眼瞼下垂症かどうかのチェックポイントは、瞳孔確認のほかに「眉が上がり気味になり、おでこにシワが寄っている」かどうか。大口院長によれば、まぶたの筋力が足りないため、おでこの筋肉で瞼を引き上げようとするようになるのだという。