今宮「十日えびす」周辺 屋台グルメの味変わってきた?
この雰囲気、年に3日しか味わえない
ABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」の火曜日パートナーなどを務める料理研究家の足立敦子さんは「平成世代が社会人として参拝に来るようになって、屋台で出すものもそれを意識したものが多くなってきていると思う」と話す。 また「言ってみれば、あそこは食べ歩きOKの空間で、からあげもカップに入れたり、ケバブとかも歩きながら気軽に食べられてそれでお腹いっぱいになる。あと、近年、冷凍食品もいろんなものが登場してて、えべっさんだけでも、食の広がりがすごく見られますよね」と続けた。 だが、屋台で酒を楽しんでいた30代の男性は「屋台でしか楽しめないからここへ来る」とも話す。「なんばから神社まで歩いて、疲れた時に屋台で一杯、これがえべっさんやと思いますね。だってサザエのつぼ焼きは、この雰囲気で食べるのがいいんですよね。普通の居酒屋は普段でも楽しめるけど、この雰囲気は年に3日なんで」と言い切る。 きょう11日の「残り福」で今年の十日えびすは終了する。年に3日しかない、独特な屋台グルメを、最後に楽しんでみては。