【静岡旅】今訪れたい“オクシズ”4つの魅力/1.静岡茶発祥地の絶景テラスで知る、日本茶の素晴らしさ
平坦が道が終わると急斜面の茶畑の下にやってきました。ここからは山の中を通って向かいます。
鬱蒼と生い茂る山の中を通ると、オクシズの豊かな自然を感じることもできます。そして広がる絶景!
眼下に広がる茶畑、のどかな足久保の町並みと山々。足久保ティーワークスで作った緑茶と和紅茶の水出しを味わいながら眺めると、丁寧にお茶を育てる農家の人々の光景や豊かな土地を感じることができました。 足久保ではさまざまな品種のお茶を育てています。全国で生産されるお茶の7割以上を占める「やぶきた」が主流ですが、「山の息吹」や「香駿」「紅ふうき」などもあり、多彩な味わいを楽しむことができます。 「こちらは上から下まで茶畑ですが、伸びてくる時期が若干、異なります。成長具合に合わせて収穫していくのですが、ここは足久保の中でも収穫が早いんですよ」と石川さん。
和紅茶も最近では人気で、お茶の世界の広がりを感じる一品。テラスで豊かな香りと濃厚な味わいをじっくり楽しんでいると、「足久保の景色とそこで生まれるお茶に思いを馳せてほしいですね」という石川さんの思いが重なりました。 この絶景テラスでのひとときはピクニックツアーで楽しめるので、ぜひ訪れてみてほしいです。
併設カフェでは「はじまりの紅茶」の販売やテイスティングも
足久保ティーワークスの併設カフェ「はじまりの紅茶 Terrace Café」に戻ったら、りんごやイチゴ、ワインなど、さまざまなフレーバーの和紅茶や緑茶を試飲しました。ここではお茶のテイスティングができるほか、季節限定メニューなどをオープンテラスで味わうことができます。 日本茶は食事や甘味と一緒に味わうことが多いですが、さまざまなフレーバーは、疲れたときの一杯に癒しを与えてくれそう。
なお、足久保ティーワークスでは2020年から「茶畑オーナー制度」も始めています。マイ茶の木を苗木から植える体験やイベントの参加、お茶とスイーツを楽しむセットなどがオプションで付くなど、お茶の魅力を存分に楽しめる内容。現在は締め切っていますが、お茶を通してつながる、育てる体験はなかなか得られないもの。ぜひsnsなどもチェックしてみてくださいね。 ********** 次回は清流とともに静岡名物の「さびめし」などを味わう休憩処ランチや、武田信玄も愛した梅ヶ島温泉を堪能できる宿『湯の島館』をご紹介します。オクシズ、奥が深い!
撮影・文◎まみくま