いまアメリカ生成AI関連株に復調の兆しが…!米国株をさらに押し上げる「モンスター・ハイテク株」の全貌を一挙公開する!
予想利益率が最強の「NASDAQ銘柄」
図:過去1年間のS&P500とNASDAQの予想EPSの推移 誰が見ても明らかなように、S&P500に比べて、NASDAQの利益予想が大きく切り上がり続けているのが理解できるだろう。 過去1年間の利益予想の変化率でいえば、S&P500が11%であるのに対し、NASDAQは倍以上の24%に達している。この数字はコンセンサス予想の集計値に基づいているので、専門家の期待値の総意ととらえて問題ない。 そして、S&P500の利益予想は足元でやや頭打ち感が見え始めているが、NASDAQにはそれがまったく見られない。 つまり、現在進行形で期先の見通しが強く切り上がり続けているのは、圧倒的にハイテク株中心で構成されるNASDAQの方である。それでいて、株価の上昇率はS&P500と大差ないのだから、今後の上昇ポテンシャルはどちらが大きいのかは、議論するまでもないだろう。 ただでさえ強い米国株市場であるが、その中でもハイテク株はより強い成長が期待されており、足元の乱高下や一部の下方修正などは杞憂であるとの見方が大勢だということになる。
浮かび上がる「モンスター・ハイテク株」
では、最終的に、この恐ろしいまでの成長を続けるNASDAQ指数を構成する銘柄の中でも、特に成長が著しい「モンスター・ハイテク株」の抽出を試みたい。 具体的には、コンセンサス予想の売上高および純利益について、今期から3期先までの各期ですべて20%以上の増収、増益が予想されていることを条件とする。 加えて、コンセンサス予想の信頼性を担保するため、アナリストのカバー人数が5名以上という条件も付与しておく。 この条件を満たす銘柄がどの程度すごいのかといえば、NASDAQ指数を構成する銘柄は現状3291銘柄存在するが、その中でこれらをすべて満たす銘柄は、たったの11銘柄のみだ。
ついに公開!米国「モンスター・ハイテク株」の全貌
図:米国の超高成長 モンスター・ハイテク株の例 今後、米国では継続的な利下げの実施も見込まれているため、これらの成長株にとって需給の観点でも良好な状態が継続する可能性もある。 圧倒的な強さを誇る米国株に惹かれ、新たに投資を検討する際には、こういった成長株を選ぶ視点を身に着けておくといいだろう。 さらに連載記事『三菱UFJ・ホンダも安い…!またもや日本株に降臨したバフェットが「次に狙う銘柄」を大胆予想!プロが発見した「神のセオリー」、その全貌を公開する!』では、魅力的な日本株について検証しているので、こちらもぜひ、参考にしてもらいたい。
大川 智宏(智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジスト)