いまアメリカ生成AI関連株に復調の兆しが…!米国株をさらに押し上げる「モンスター・ハイテク株」の全貌を一挙公開する!
株高でもまだまだ化ける米国の「モンスター株」
米国株が上昇し、異次元の領域に突入しようとしている。 ダウ平均株価で4万5000ドル、S&P500指数で6000ポイントという領域が射程圏内に入ってきた。他の先進国の株式市場が足踏みを見せる中で、米国株市場だけが世界中の投資資金を吸い込むかのように日々史上最高値を更新し続けている。 【一覧】米国株が異次元の領域に突入…!「モンスター・ハイテク株」の全貌はこちら! 前編『日本人には理解できない…アメリカ株だけが上がりつづける「本当の理由」!そして密かに浮かび上がる「米国モンスター株」の正体』で紹介したように、そもそも米国経済は株高による資産効果とともに発展してきた経緯がある。 株高→資産効果で手元資金増→消費増→内需企業の業績良好→増配→株高…といったポジティブなサイクルが回り続けており、それを担保しているのが、異様なまでに高い家計のリスク資産の保有割合だ。 株高による資産効果により、高いインフレ率のさなかでも、アメリカ株は旅客空運、レジャー関連株を中心に内需消費関連銘柄が上昇を続けてきたのである。 図:米国株 直近3ヵ月間の業種の騰落率ランキング しかし、このただでさえ強気にすぎる米国株市場だが、中には我々の常識を超えるとてつもない銘柄が存在していることも分かっている。鍵となるのは、ここ数年の世界の株高を牽引してきた米国のハイテク株だ。 今回は、そのうちで比類なき成長が期待されている、まさに人外ともいえる「モンスター・ハイテク株」を狙ってみたい。
AI関連株はいまどうなっているのか?
まず、米国の内需が強いことは理解できたとして、生成AIをはじめとしてすでに過去数年間で凄まじい成長を遂げてしまったハイテク株は、今後も魅力的な投資対象であり続けるのかを見てみたい。 特に、直近ではオランダのASMLが業績の見通しを下方修正したことが、市場参加者の肝を冷やしたのも記憶に新しい。 生成AIは依然として活況ではあるものの、それ以外の分野における半導体需要が鈍化しているのではないかとの懸念が出てきているのは事実だ。その後に公表された台湾のTSMCの決算は良好であったため、この懸念はいく分か薄れたものの、半導体にかぎらずこれまで隆盛を誇ってきた米国のハイテク株の持続性に疑心暗鬼になっている投資家も多いことだろう。 結論からいえば、数字で見ればそういった心配をする必要はまったくない。 むしろ、最高値を更新し続けるS&P500のETFよりも、ハイテク株中心で構成されるNASDAQのETFの方を推奨したくなるくらい、依然として強い魅力を放ち続けている。 たしかに、過去1年程度の株価だけで見れば、S&P500もNASDAQも上昇の程度は大差なく、ボラティリティが高い分だけNASDAQの方が見劣りするようにも感じられる。 図:過去1年間のS&P500とNASDAQの推移 実際に、S&P500は連日のように最高値を更新しているが、NASDAQは7月に付けた高値を回復しておらず、乱高下する状態が続いている。 しかし、この株高の根拠となりうる予想純利益の推移を見てみると、この見方が一変する。