DEEP☆KICK初の京都興行が開催される

　4月28日（日）京都・ガレリアかめおかで開催されるDEEP☆KICK初の京都興行『DEEP☆KICK KAMEOKA』の全対戦カード及び試合順が決定した。 　今大会のメインは、-65kgタイトルマッチで石田迅（王者/LEGEND GYM）vs和田哲平（挑戦者/FASCINATE FIGHT TEAM）。セミファイナルではFUJIMON♡（京都亀岡キックボクシングジム）の引退試合が行われる。 【動画】ラストマッチを迎えるFUJIMON♡の豪快KOシーン！ 　昨年6月にDEEP☆KICK-65kg第4代王者に輝いた石田が初防衛戦、昨年12月より行われていた挑戦者決定トーナメントを勝ち上がってきた和田を迎える。 　石田はプロ戦績9戦6勝3敗5KOを誇り、勝ちも負けもほとんどの試合が早々のKO決着というド派手な試合が魅力の“西の喧嘩屋”。DEEP☆KICKでは現在4戦3勝1敗3KO、昨年4月の-65kg王座決定トーナメント準決勝ではラーテル湧人を相手に2R KO勝利、決勝は田邉雅弥に1R1分29秒でKO勝利と連続KOで第4代王座を奪取した。 　初の防衛戦となる今回、石田は「正義ごっこしている連中では本物の強敵には勝てない。何も守ることはできない」と語る。今回も早々KOで初防衛を飾れるか。 　対する和田は、プロ戦績6戦5勝1敗3KO。空手をバックボーンに鋭い蹴りとパンチでダウン・KOを量産していく倒し屋ファイターだ。DEEP☆KICKでは4戦4勝3KOと負け知らず。22年9月に田邉雅弥、昨年8月に翔を連続KOで沈めトーナメント出場権を獲得すると、昨年12月の準決勝では絢太を1R KO、2月の決勝は中澤友にダウンを含む大差の判定勝利でトーナメントを制覇、今回のタイトルマッチ権を獲得した。 　和田は「ベルト獲りにこのトーナメント勝ち上がったのでしっかり仕上げてベルト巻きます、敬意を持ってぶっ倒しにいく」と語る。自身初のベルト奪取なるか。 　セミでは、DEEP☆KICK-58kg契約ワンマッチ。長くDEEP☆KICKを代表する盛り上げ隊長として会場を沸かしてきたFUJIMON♡の引退に伴うラストマッチが決定、本人の「最後は強敵と戦いたい」という意向もあり、DEEP☆KICK-55kg第5代王者の拳剛（誠剛館）と対戦する。 　FUJIMON♡は今大会が開催される京都府出身、友人からの誘いをキッカケに17歳からキックボクシングを始めるとアマチュアで15勝9敗の戦績を残す。そこから11年7月に18歳でプロデビュー。その後様々な団体で経験を積み、DEEP☆KICKには18年4月に初出場し判定負けも、翌年4月と6月に連勝を記録。そこからもDEEP☆KICKに出場していくと20年9月『DEEP☆KICK 46』にてクロダッシュに判定勝利を収め、ランキング入りを果たした。 　その後3度のトーナメント出場を経験、トーナメント制覇を果たすことは出来なかったが入場からあの手この手で会場から笑いを起こすと多彩且つトリッキーな攻め、そして何より決して諦めない姿勢で会場を沸かせてきた。プロ戦績は43戦21勝18敗4分、プロ生活13年間で43戦とハイペースで試合をこなしてきたFUJIMON♡は今試合に向けて「拳剛選手ぶっ倒して俺の強さ証明します。押忍！！」とコメントしており、地元京都開催、そしてラストマッチに向けた覚悟が見える。入場から決着のその瞬間まで見逃せない。 　対する拳剛は、プロ戦績34戦19勝13敗2分4KOを誇り、長身からの威力あるパンチが魅力的な選手。長谷川英翔や長谷川海翔が所属する誠剛館の代表でもある。DEEP☆KICKでは19年1月、-55kg王座決定戦に挑み内藤凌太に判定負けを喫すも、その後行われた挑戦者決定トーナメントを制覇し20年2月に内藤と再びベルトを懸けて再戦、激戦を制した拳剛が-55kg第5代王者を戴冠した。21年4月には麻太郎を相手に防衛戦を行い1R TKO勝利を収めベルト返上。主戦場をRISEに移す。 　22年1月『RISE154』では当時王者の鈴木真彦にタイトルマッチ挑戦となるも無念の1R TKO負け。昨年12月『RISE174』では平野凌我に1R TKO負けを喫し、今回が復帰戦となる。今試合に向け拳剛は「FUJIMON♡選手の最後の試合に僕を選んでいただきありがとうございます。ベストを尽くします。いい試合をしましょう」と謙虚ながらも強者の余裕を感じさせるコメントを残した。果たして、元王者の実力を見せつけられるか。 　その他、プロアマ含めた全18試合が決定した。