男子ハンドボール代表4選手、活動停止処分 合宿中の宿舎に部外者引き入れる規律違反
日本ハンドボール協会は、13日、「日本代表としての行動規範」に違反する行為があったとして、男子日本選手4名に一定期間の活動停止処分の行うと発表した。今年3月に実施した日本代表活動期間中に、深夜外出しての飲酒等を契機に第三者を宿泊施設に招き入れた2選手は6週間、招き入れた上で規律違反に当たる行為に及んだ2選手は1年間の停止となる。処分はこの日行われた臨時理事会で決定し、対象期間は3月24日から。事案の性質、対象選手の反省程度、将来のある立場であることなどを総合的に考慮し、個人名および事案の詳細は公表しない。 男子日本代表は昨年10月のパリ五輪アジア予選で、36年ぶりに自力での五輪出場権を獲得した。ところが今年2月に前監督のダグル・シグルドソン氏が突然の辞意を表明し、クロアチア代表監督に転身。後任のルロス・オルテガ氏は4月1日付けで就任したが、スペインリーグのバルセロナを指揮しており、来日は6月中旬以降の見込み。5月中に行う見込みの五輪代表選考合宿は、異例の“監督リモート参加”になる可能性もある。 協会は公式ホームページで「普段から応援して下さるファンの皆様、ご支援いただいている上部団体、ご協賛各社様に対して、期待を裏切る結果となりましたことを衷心よりお詫び申し上げます。当協会としても大変遺憾であり、当該選手へのコンプライアンス指導の徹底、復帰プログラム研修を講じて参ります。また、他の選手に対しても、日本代表の誇りと責任を持った行動を徹底するように再度指導して参ります」としている。 また宮本英範専務理事、強化担当の田中俊行常務理事、荷川取義浩監督(当時)に対し、再発防止策の策定等を求める厳重注意処分とした。
報知新聞社