住民税を今年から「クレジットカード」で支払いたいと考えています。やはり手数料はかかりますか?
税金の納付方法には納付書を持参して自治体の役所で直接納付する方法のほかにも、クレジットカードで支払う方法もあります。しかし、クレジットカードを利用すると、手数料がかかるのか気になる方もいるでしょう。 今回は、クレジットカード納付に手数料がかかるのか、また、そのメリット、利用方法などについてご紹介します。
クレジットカードで納付するときに手数料はかかる?
クレジットカードで支払うと、納税額に応じて手数料が発生します。 自治体に納付する住民税や軽自動車税といった地方税は「F-REGI公金支払い」あるいは「地方税お支払サイトeLTAX for Payment」と呼ばれるサイトを利用すると、クレジットカードでの支払いが可能です。 自治体によって誘導するサイトが異なりますが、地方税お支払サイトの支払い段階でF-REGI公金支払いへと画面が遷移するため、どこの自治体も実質的に同じサイトを利用しているようです。 地方税共同機構クレジットカード納付サイトによると、システム利用料(税込み)は以下の通りです。 ●1円~1万円:40円 ●1万1円~2万円:123円 ●2万1円~3万円:205円 ●3万1円~4万円:288円 ●4万1円~5万円:370円 上記の金額以降も、1万円ごとに75円(消費税別)が加算されるようです。 例えば、納付金額が10万円のときの利用手数料は税込み783円です。税金額に対する利用手数料は、F-REGI公金支払いの「システム利用料試算」からも確認できます。 ■所得税などの国税もクレジットカード手数料はかかる 住民税は地方税ですが、所得税や消費税は国税のため、地方税とは異なるサイト「国税クレジットカードお支払サイト」で納付する必要があります。国税クレジットカードお支払サイトによると、所得税や消費税などの国税を納付する場合における決済手数料(税込み)は以下の通りです。 ●1円~1万円: 83円 ●1万1円~2万円:167円 ●2万1円~3万円:250円 ●3万1円~4万円:334円 ●4万1円~5万円:418円 5万円を超えても、1万円ごとにさらに加算されていきます。税金額が10万円のときの利用手数料は税込み836円です。国税クレジットカードお支払サイトでは、所得税や消費税を含む29種類の税金に対応しています。