<ネット党首討論>(5完)8党首「最後の一言」【全文書き起こし&動画】
衆議院選の公示を12月2日に控え、「ネット党首討論」(ネット事業者7社「わっしょい!ネット選挙」主催)が29日夜、都内で開かれた。8党党首が「安倍政権2年間の評価」「経済政策」「安全保障」などをテーマに議論した。 【全編動画】ネット党首討論「安倍政権2年」「経済政策」「安保政策」で論戦 自民党の安倍晋三総裁、民主党の海江田万里代表、維新の党の江田憲司共同代表、公明党の山口那津男代表、次世代の党の平沼赳夫党首、共産党の志位和夫委員長、生活の党の小沢一郎代表、社民党の吉田忠智党首が出席した。
■全文書き起こし
------------------------------------------------------ 角谷:はい、ありがとうございます。そろそろネット党首討論の時間が迫ってまいりました。短い時間でしたので、言い足りなかったことが皆さん本当にたくさんあると思います。議論が深まるだけでなく、これからこの議論の発端になるようなテーマもたくさんあったように思います。ここからは最後になりますけれど、おひと方、30秒ずつ、申し訳ないのですが、ひと言ユーザーの皆さんにお話しいただいて終わろうということにさせていただきます。こちらは、じゃ吉田さんからいきます。よろしくお願いします。 吉田:はい。社民党は消費税増税を撤回し5%に引き下げるとともに、経済政策の抜本転換を行います。そして集団的自衛権行使を認めず、平和憲法を守り抜く。また原発再稼働を許さず、脱原発社会を実現をする。そしてTPPに反対をして、農林水産業をしっかり守っていく。こうした政策を掲げて戦ってまいります。少数になりましたけれど、ぜひ衆議院で仕事ができる議席を与えていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 角谷:小沢さんお願いします。 小沢:国民生活を守り景気を良くするという意味におきましては、国民の収入を増やし生活を安定させることが大事だと思います。従いまして、国民生活に密接な関連を持つ農林・漁業であれ、雇用であれ、医療であれ、そういうところのセーフティネットはきちっと守り充実させて、そして国民の暮らしを守っていくことが大事だと思います。 角谷:はい。ありがとうございます。志位さんお願いします。 志位:日本共産党を伸ばしていただければ、日本の政治は必ず変わります。昨年の参議院選挙では共産党を躍進させていただきましたが、そこで得た議案提案権を活用してブラック企業規制法案を提出いたしました。この法案提出は厚生労働省を動かし、集中的な実態調査、離職率の公表など、ブラック企業の根絶に向けて一歩踏み出しております。秘密保護法の廃止法案も提出しました。共産党をぜひ、今度の総選挙で躍進させてください。お願いいたします。 角谷:続いては平沼さんお願いします。 平沼:よく今回の解散総選挙は大義がない、国費が600億も掛かる。こういうことがあるわけですけれど、民主主義においてやはり解散総選挙というのはある意味の大義だと思います。ですから次世代の党としては、この解散を雄々しく受けて、そして国民の審判を仰いで、さらにしっかりとした政治を確立する。こういうことでわれわれは努力していきたいとこのように思っていますから、よろしくお願いします。 角谷:山口さんお願いします。 山口:先ほどの続きです。このアベノミクスを進めて地方、中小、小規模企業、そして企業から家計へと及ぼしていきます。景気回復を実感できるようにいたします。そして10%引き上げのときは軽減税率を実現をして、この軽減措置も生活支援の実感を持ってもらうようにしていきたいと思います。ぜひこれを実現させていただきたいと思います。 角谷:はい、ありがとうございます。続いて江田さんです、お願いします。 江田:維新の党は、増税ストップで身を切る改革の断行です。選挙のときは各党いいことばかり言います。しかし国民の皆さん、われわれも含めて政治不信だと思いますよ。それを払しょくするためには議員や役人が率先して身を切る。維新は国会議員定数3割カット、給与3割カット、国家公務員、地方公務員の人件費25兆円の2割カットで5兆円を出して見せます。橋下徹さんが府知事になり議会で多数を占めたら議員定数が2割減り、給与も3割カットされました。これをやりたい。よろしくお願いします。 角谷:ありがとうございます。海江田さんお願いします。 海江田:政治の役割というのはやっぱり社会的に弱い立場の人、それから頑張りたくても頑張れない人たち、この人たちにしっかりと光を当てて、そしてそれぞれの人が居場所と出番のある社会をつくることだと思っています。今の政治は強い者の声が大きくなって、そして強い者がますます強くなっていくという社会です。これをなんとしても是正をしなければなりません。そのためには民主党が国会の中でしっかりとした勢力を確保することが大事です。どうぞ今度の選挙、民主党をよろしくお願い申し上げます。 角谷:はい。では安倍さんお願いします。 安倍:私たちはこの2年間でデフレから脱却するチャンスをようやくつかむことができました。このチャンスを手放すわけにはいきません。さらに3本の矢の政策を進め、この景気回復の波を地方に、中小企業、小規模事業所で働いている皆さんにお届けをしていきたい。そのために全力を尽くしてまいります。この道しかない。お約束をしたことは必ず実行してまいります。どうぞ私たちに力を与えてください。ありがとうございました。 角谷:本日は各党首の皆さん、本当にお忙しい中ありがとうございました。ユーザーの皆さんもご試聴ありがとうございました。それではネット討論、この辺で終了させていただきます。ありがとうございました。