2週連続連覇かかる岩井明愛は「一打に必死」 前回挑戦者は古江彩佳
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前(19日)◇利府GC (宮城)◇6638yd(パー72)◇ 【画像】渋野日向子の夏休み 前週「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で大会連覇を遂げた岩井明愛が、史上初の記録樹立へ挑む。記録が残る1988年以降、女子ツアーで、2週続けて大会を連覇した選手はいない。開幕前日のプロアマに出た岩井は「あんまりそういうのを考えてプレーはしない」と自然体を貫いた。 4日前に今季3勝目を獲ったときも、終わってから「連覇だった」と気付いた。「『相性がいいな』と思うコースはあるけど、試合が始まっちゃえば一打に必死で。余計なことを考える余裕がない」というのが本音。今週もディフェンディングチャンピオンという肩書を守るよりも、コース攻略とスイングに全力を注ぐことに思考を巡らせている。
普段から移動時間を使って自身のプレーを映像で振り返るようにしている。「優勝したのも、(調子が)悪い時のも。嫌だけど」。最終日最終組から失速して9位で終えた2週前の国内メジャー「ソニー日本女子プロ選手権」も見返した。 「さらっとですけど、スイングの振り方やリズムを見たりして」。YouTubeで見つけた動画で「山下(美夢有)さんのパターがめちゃくちゃうまくて。どんな心情でプレーしているのか考える」こともあった。 同じ記録に挑戦するのは、2022年の古江彩佳以来(富士通レディース/優勝、マスターズGCレディース/8位)。疲労具合を見極めながら、練習量を変えてコンディションを整えており、体調は万全だ。「テレビに映れるような位置で戦えたら」と意気込んだ。(宮城県利府町/石井操)