電動化されたジープはジープ足り得るのか?新型「ジープ アベンジャー」を徹底チェック!テスト結果を含む全情報
地上高があるため、ある程度のオフロード性能もあるが、全輪駆動車には追いつけない。SUVスタイルの「アベンジャー」には、雪道、泥道、砂地での走行プログラムがあり、センターコンソールのボタンで選択できる。また、SUVスタイルのヒルディセントコントロールも備えており、緩い路面でも横転の危険なく急な下り坂を下りることができる。
スペインでのテストドライブでは、かなりのんびりとしたペースで田舎道を走行した。なんの問題ない。残念だったのは、40kmほど走ったところで運転席と助手席の背中が痛くなったことだ。トップトリムのサミットでさえ、ランバーサポートはない。
アベンジャーのガソリンエンジンとしての走り
2023年末にドイツでも発売された1.2リッターターボガソリンエンジン搭載の「アベンジャー」は、純粋な電気自動車を望まないすべての顧客のニーズにも応えることを目的としている。内燃エンジンのギアチェンジはマニュアルの6速ギアボックスが担当し、スムーズに変速する。 3気筒エンジンは、音響的にはすぐにマスクされなくなるが、室内に強い振動や非常に大きな音量があっても気にならない。ややソフトにチューニングされたサスペンションと相まって、「アベンジャー」はダイナミックなクルマではないが、日常的なシチュエーションでは十分な装備を備えている。
eハイブリッドとしてのアベンジャーの走り方は、マイルドハイブリッドに似ている。ベルトスタータージェネレーターがトランスミッションに直接設置され、静かにエンジンを始動させることができる。しかし、ほとんどのマイルドハイブリッドとは対照的に、アベンジャーの電気モーターは29馬力を発生し、部分負荷領域でジープを単独で駆動するのに十分なパワーを発揮する。
実際には、これはかなりうまく機能している。エンジンは純粋な内燃エンジンよりもいくぶん静かに作動し、搭載されている6速デュアルクラッチトランスミッションは低回転を好み、電気モーターが低回転で介入できるようになっている。内燃エンジンとe-ハイブリッドの両方で、30kmの短い燃費ラップを走った。結果は、オンボードコンピューターで7.0リッターと6.3リッターだった。
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