〔NY外為〕円、157円台後半(27日朝)
【ニューヨーク時事】週末27日午前のニューヨーク外国為替市場では、新規の手掛かり材料不足の中、円相場は1ドル=157円台後半で小動きとなっている。午前9時現在は157円80~90銭と、前日午後5時(157円97銭~158円07銭)比17銭の円高・ドル安。 ニューヨーク市場は157円80銭近辺で取引を開始。ホリデーシーズンに伴う薄商いの中、新規材料にも乏しく、米長期金利の動向をうかがいながら小動きにとどまっている。 米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペース鈍化観測を背景に米長期金利が上昇基調を維持する中、円は前日、一時158円台前半に下落。7月中旬以来約5カ月ぶりの安値水準を付けた。ただ、心理的な節目である160円に近づくと、政府・日銀による介入への警戒感が高まるため、円の下値は抑えられている。加藤勝信財務相による円安けん制発言も意識されたもよう。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0430~0440ドル(前日午後5時は1.0417~0427ドル)、対円では同164円60~70銭(同164円64~74銭)と、04銭の円高・ユーロ安。