〔米株式〕NYダウ反落、一時500ドル超安=ナスダックも安い(27日正午)
【ニューヨーク時事】週末27日午後のニューヨーク株式相場は、前日までの5連騰を受けて利食い売りが先行し、反落している。年末前の薄商いでボラティリティーが高まる中、優良株で構成するダウ工業株30種平均の前日終値比下げ幅は一時500ドル超に拡大した。正午現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日比497.78ドル安の4万2828.02ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が421.74ポイント安の1万9598.62。 米利下げペースの鈍化観測などを背景に、ダウ平均は今月5~18日まで10営業日連続で下落。この反動で、前日にかけては5日続伸するなど極端な取引となった。この日は追随買いの材料に乏しく、相場の反発局面は一服。米長期金利の高止まりを眺め、ハイテク株を中心に売りが膨らんでいる。 薄商いは年明け後も続く見込みで、取引が本格化するのは1月6日になるとみられている。その後は、10日に発表される12月の米雇用統計が直近の重要指標となる。