宮崎空港での爆発受け 松山空港で不発弾調べる磁気探査開始【愛媛】
今年10月に宮崎空港で起きた不発弾の爆発を受け、松山空港で16日から磁気を使った調査が始まりました。 (井手記者)「時刻は午後11時です。たった今、不発弾が埋まっていないかどうかの調査が始まりました」 松山空港での調査は、飛行機などの運航がすべて終わった16日深夜に始まり、委託業者の7人が専用の機器を使って地中に磁気反応がないかを調べました。 宮崎空港では今年10月、滑走路に向かう誘導路で戦時中に投下されたアメリカ製の不発弾が爆発し、これを受けて国交省はかつて不発弾が見つかった松山、仙台、福岡、那覇の4つの空港で磁気探査を行うとしていました。 松山空港では1971年に不発弾が見つかっているほか、周辺の海からも複数の不発弾が見つかっていて、今回の調査では滑走路周辺の路肩や草地など長さ1600メートル、広さ7万平方メートルの範囲を調べるということです。 調査の担当者によりますと、初日の調査は17日の朝7時ごろまで行われ、異常は見つからなかったということです。 松山空港事務所の藤原達空港長は「異常点などが発見された場合は、空港関係者や県警、陸上自衛隊と協力して、次の対応をしっかりと図っていきたいと思います」などと話しています。 松山空港事務所によりますと、1月末までの平日は毎日調査を行う予定で、今年度中には調査を終えたいとしています。