『猿の惑星/キングダム』10月30日ソフト化決定 特典にはメイキング&未公開シーンも
『猿の惑星/キングダム』のBlu-ray+DVDセット、4KUHD+ブルーレイセットが、10月30日に発売されることが決定した。 【写真】『猿の惑星/キングダム』場面写真(複数あり) 本作は、『猿の惑星』シリーズの“完全新作”。舞台は今から300年後の世界、進化した猿たちは絶対的支配を目論み、巨大な帝国“キングダム”を築く中、一方で人類は退化し、まるで野生動物のような存在に。巨大な王国を築く独裁者プロキシマス・シーザーによって村と家族を奪われた若き猿ノアは、人間の女性ノヴァと共にプロキシマスの絶対的支配に立ち向かう。しかし、ノヴァは猿たちの知らない“秘密”を握っていたのだった。 監督を務めたのは、『メイズ・ランナー』シリーズで知られ、『ゼルダの伝説』実写映画化の監督にも抜擢されたウェス・ボール。『アバター』シリーズなどを手掛けてきたVFXスタジオのWETAとタッグを組んだ。 Blu-rayに収録されるボーナスコンテンツは、新たな世代へと継承される『猿の惑星』のレガシーや進化した最新技術を駆使したメイキング、さらに本編に収録されなかった「未公開シーン」は、監督・製作のボールの解説付き/解説なしの2パターンが収録される。 ボールは本作の時代設定について、『猿の惑星:聖戦記』で描かれた出来事の数百年後の、文字ももう存在しなくなった時代であるべきだという考えに賛成し、「実は、ライターたちがとても良い仕事をしていて、正確な日時については一切明言されていない。もう何世代も後であることは確かだけど、正確に何年後であるかは曖昧にしてある、あれからどれほどの年月が経過したのかについては観客の直観的な判断に委ねたんだ」とコメント。「人類不在となった世界はどんな世界になるのかを見せることができたら、とても面白いのではないかと思ったんだ」と語る。 また、ノア役の選出について、「この役には若々しいスピリッツと、ある種の無垢さを持った俳優が必要だった」、「それだけでなく、至るところにマークのついた肌にピッタリのグレーのスーツを着用し、顔にカメラを装着し、猿みたいに歩き回ることを喜んでできる俳優でなければならない……そんな人、どこにでもいるわけではないからね」と回顧。 ノア役のティーグは、自身の演じたキャラクターについて「ノアは守られた暮らしをしていたから、世界のことを何も知らないんだ。だから彼は、ある種、とても楽観的で古風な世界観を持っているけど、そこがこの映画の興味深い要素でもあるね。まるで異なるふたつの考え方と歴史観が提出される。そしてノアはどちらを選ぶべきかで葛藤するんだ」と語っている。
リアルサウンド編集部