バルサ、17歳ベルナルと最大2029年夏までの新契約締結! 契約解除金は5億ユーロ
バルセロナは30日、同クラブに所属するU-17スペイン代表MFマルク・ベルナルと新契約を締結したことを発表した。 【ハイライト動画】衝撃デビューとなった今季のラ・リーガ開幕戦 クラブの発表によると、新契約の期間は2026年6月30日まで。契約には3年間の延長オプションが含まれていることも伝えられている。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』によると、現在スペインでは18歳未満の選手と3年間以上の契約を締結することが禁じられているため、契約上は“オプション”という形になっているが、来年5月26日にベルナルが18歳の誕生日を迎えると、契約期間は2029年6月30日まで自動で延長されることが既に決まっているとのことだ。契約解除金は5億ユーロ(約798億円)に設定されたことも公表されている。 現在17歳のベルナルは、バルセロナの育成組織“ラ・マシア”育ちの中盤だ。昨季までバルセロナ・アトレティック(Bチーム)を率いていたラファエル・マルケス監督(現:メキシコ代表のアシスタントコーチ)の下、中心選手として活躍を続け、今夏のプレシーズンではトップチームに帯同。ハンジ・フリック新監督の信頼を勝ち獲ると、8月17日に行われた2024-25シーズンのラ・リーガ開幕節バレンシア戦(○2-1)でスターティングメンバーに名を連ね、トップチームデビューを飾った。 ピッチの上ではラ・マシア産らしいテクニックとサッカーIQを遺憾なく発揮し、ラ・リーガ開幕から3試合連続でスタメン出場を続けていたものの、8月27日に行われたラ・リーガ第3節ラージョ・バジェカーノ戦(○2-1)の後半アディショナルタイム、ベルナルは悲劇に見舞われる。自陣右サイドでカウンター攻撃を防ごうとした際に左ひざを負傷し、検査の結果、左ひざの前十字じん帯断裂、およびそれに伴う外側半月板の負傷が確認されていた。現地時間9日午前には手術を受け、無事に成功。その後、クラブは全治まで約12カ月間を要する見込みと明かしていた。 なお、ベルナルに関しては今年7月、今回と同じ期間である2026年6月30日までの契約にサインしていたものの、『ムンド・デポルティーボ』によると、同契約における契約解除金は2000万ユーロ(約32億円)に設定されていたという。この金額の場合、ベルナルのような将来を嘱望される若手は“引き抜き”に遭うケースも想定されるため、クラブ側は条件を改善した契約を早急に提示し、ベルナルも喜んでこれを受け入れた模様だ。 今季、ピッチの上で躍動するベルナルの姿を見ることはできないが、今回の契約延長により、“ブラウグラナ”で将来を確約される形となった。
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