【MLB】テオスカー・ヘルナンデスがドジャース残留濃厚に 「交渉の最終段階」と米報道 残留熱望のスラッガー
今季1年契約でドジャースに加入し、大谷翔平とともに打線を牽引したテオスカー・ヘルナンデスはシーズン途中からドジャース残留を希望していることを公言し、シーズン終了後には「ドジャース残留のために全力を尽くす」と話していた。どうやら自身3度目のシルバースラッガー賞に輝いた強打者の希望は叶ったようだ。ドジャースのリポーターを務めるデービッド・バッサ氏は「ドジャースとテオスカーは再契約に向けて契約の細部を詰めているところだ」と報じている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在32歳のテオスカー・ヘルナンデスはドジャースに加入した今季、154試合に出場して打率.272、33本塁打、99打点、12盗塁、OPS.840をマーク。惜しくも3年ぶりのシーズン100打点には届かなかったが、本塁打は自己ベストを更新し、自身2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、3度目のシルバースラッガー賞に選出された。ポストシーズンでも16試合で打率.250、3本塁打、12打点、1盗塁、OPS.769と存在感を発揮。今季のドジャースに不可欠な戦力の1人だった。 ドジャースは来季ムーキー・ベッツを内野手として起用する方針を固めており、外野に関しては中堅トミー・エドマンしかレギュラーが決まっていない状況。アンディ・パヘス、ジェームス・アウトマン、ライアン・ウォードといった若手外野手もいるが、安心してレギュラーを任せられる存在ではなく、外野両翼の補強が急務となっていた。フアン・ソトの争奪戦に加わっていることも報じられているが、撤退濃厚とみられており、テオスカー・ヘルナンデスとの再契約に舵を切ったのだと思われる。 ソトの争奪戦が決着すると、ソトを逃した球団がテオスカー・ヘルナンデスの獲得を狙う可能性もあり、ドジャースとしてはソト争奪戦の動向を注視しつつも、早めに契約をまとめてしまうのが得策だろう。なお、米公式サイト「MLB.com」は「テオスカー・ヘルナンデスと再契約することで、外野の両翼の1枠が埋まる。そして、もう一方をフアン・ソトが埋める可能性はまだ残されている」と報じている。