サッカー日本代表の大勝劇を牽引 久保建英が語る周囲との連係「三笘選手だったら...」
コンビネーションを重ねることによって、久保は森保ジャパンで欠かせない存在になっている。伊東や堂安というポジション的なライバルとも共闘関係を作った。もっとも、そこに鎌田大地が入っても、あるいは左サイドが三笘から中村敬斗に代わっても、彼は違う形を作り出せるだろう。連係面の広がりこそ、久保の本質だからだ。 「代表は、みんなライバルだと思っています。でも、活躍しないと困りますし、活躍はうれしい。それが日本代表の強化につながるので。自分は、苦しい時にチーム救いたい」 最後に久保はそう言った。黒子に収まるつもりもない。その真価は、世界を舞台にした戦いで問われる。 9月10日、日本はオーストラリアを下したバーレーンと敵地で戦う。
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyumki