古市憲寿氏、ネットのオールドメディア批判に「逆にみんな、オールドメディアを信頼してるんだなって」
社会学者の古市憲寿氏が26日、フジテレビ系「めざまし8」で、兵庫県知事選挙で話題となったテレビ、新聞などの「オールドメディア」について「逆にみんな、オールドメディアを信頼してるんだなって」と発言した。 この日は兵庫県知事に対する百条委員会の様子を伝えた。コメンテーターのカンニング竹山は、「なんでこうなってるかというと、結局スタートのときの知事の対応も適切ではなかったと思う」といい、「グレーでずっと来てる、そこから選挙になるがデマが飛び交ったり。メディアの問題もある。もちろん民意で決まったから大事なことだけど、全体的にグレーできてる」と述べた。 これに古市氏は「グレーって、仰ってるとおりで、メディアの批判もあった。オールドメディア批判って。県知事選ではSNSが正しくてオールドメディアが間違って誘導しているみたいな」と振り返り「確かにその部分もあったかもしれないけど、テレビ、新聞、雑誌100%正しいわけではない。もちろんSNS一個人でつぶやく投稿よりは、(オールドメディアは)裏も取ってるし。とはいえ100%正しいわけではない」とコメント。 その上で「だからオールドメディア批判で思ったのが、逆にみんな、オールドメディアを信頼してるんだなって思って」「オールドメディア批判が起こるぐらい、新聞、テレビ、雑誌を信頼してるんだなって」と述べた。 「我々も報道の仕方を気をつけないといけないけど、今日も、こういうことを報じるときにちゃんとVTRがあって、コメンテーターがいて、いくつかの角度から報じるわけじゃないですか。これで別にぼくはいいと思うが、一部の人はオールドメディアがダメだよねってなっちゃうというか…」とコメントしていた。