特殊詐欺の寸劇や歌謡ショー 三重・多気町シニアクラブ連が「つどい」
「歩き、話し合い、楽しい生活を」
三重県多気郡の多気町シニアクラブ連合会(田村英一会長、815人)は6日午前9時半から同町相可のBANKYO文化会館(町民文化会館)で、第17回さわやかライフ多気のつどいを開いた。約270人が訪れ、特殊詐欺被害防止の寸劇や歌謡ショーを楽しんだ。 同クラブの一大イベントとして毎年、同館で講演や落語、舞踊などを催している。 この日は、初めに田村会長(74)=土羽=が「本年度、老人クラブからシニアクラブに名前を変更した。仲間をもっと増やしていきたい。行事を増やし、毎月の活動を活性化する。歩き、話し合い、楽しい生活を続けましょう」とあいさつした。 その後、鈴鹿市で主に俳優を養成している演劇集団青の会(小林聖祥代表、約30人)による特殊詐欺に関する寸劇を観劇。パソコンに現れた警告画面をきっかけに、高額な詐欺被害に発展する様子が演じられた。 続いて、松阪署生活安全課による被害防止の講話を聞いた。メールや電話、さまざまな手段で接触を試みてきて、被害者の不安をあおり、早くお金を取ろうとするという。警察官などを装っている場合もある。特に電子マネーでの支払いには注意と呼び掛けがあった。 最後に、外城田公民館で活動する北村歌謡教室(北村久和師範、約40人)のメンバー12人による歌謡ショーがあった。