まるで悪口かのように使ってきた「更年期」という言葉…48歳女性が当事者となり身に染みて痛感したこと
「更年期」という言葉、悪口として使っていない?
ムカつくお局さんや年上の女性に対して「もう更年期じゃないの?」なんて、悪口的に使ってしまっていませんか? 【マンガの本編はこちら】怒りっぽいのは更年期のせい?女性だったら誰もが避けては通れない道なのに…… でも、いざ自分がその立場になってみると、それがどんなにひどい事なのか身にしみてわかるはず…。 そこで今回は、フルタイムで働きながら子育てする悲喜こもごもを描いた『働きママン』シリーズの最新刊『働きママンまさかの更年期編 ~ホットフラッシュをやりすごせ!』(はちみつコミックエッセイ)をご紹介! 48歳になり、最近更年期の症状に悩んでいる“働きママン”の圭子。ある日、トイレの中で女子社員たちが、自身の部署のお局さんへの悪口として「更年期だよね」と言っているのを耳にしてしまう。それを聞いて、自身の若かりし日のことを思い出した圭子は…。
働きママン&登場人物紹介
一ノ瀬圭子(48) 建築資材を扱う会社で、2 度の産休・育休を経て現在は部長職に。 仕事・子育て共にようやく落ち着くころかと思いきや、今作では更年期の症状や部下育成の悩みなどいくつもの壁が立ちはだかる。 経理部 十条さん ベテラン社員。独身。書類提出の〆切に厳しく怒りっぽい性格ではあるが、頼りになる存在。
悪口のように使っていた「更年期」という言葉
ある日圭子が会社のトイレに入っていると、個室の外から女子社員2人の話し声が聞こえてきた。 どうやら、彼女たちの部署のお局さんの悪口を言っている模様。 そんな2人の様子に、個室から出るに出られなくなっている圭子の耳に入ってきたのは「あれたぶん、更年期だよねー」という言葉だった。 彼女たちが「更年期」という言葉を悪口的に言っているのを耳にし、かつては自分もそうだったと思い返す圭子。 自分とは無関係な、おばさん特有の症状だと鼻でくくっていた。でも今では、自分がかつて悪口を言っていた先輩と同じような年齢になり、更年期の症状も出始めている…。
「自分のことがどんどん嫌いになる」
そんなある日、怖いと評判の経理の十条さんの元へ書類のことを聞きに来た圭子。その直前にも書類に不備のあった男性社員が容赦なく追い返されていたところだった。 更年期の症状なのか、汗を大量にかいている圭子に、十条さんは「大丈夫?」と問いかける。 その問いに「年齢的なアレで、今ちょっとしんどくて…」と、少し歯切れが悪く答えた圭子はだったが、「大変よね、自分のことがどんどん嫌いになる」と、十条さんはすぐに全てを察してくれた。 厳しいけれど、頼りになる十条さんとの会話にじーんとする圭子。(しかし、やはり書類は「やり直し」と突き返された)
和んだのも束の間…
十条さんとの会話で少し和んだのもつかの間…。自分の部署へと戻ってきた圭子は、先ほど十条さんに厳しく追い返された男性社員が、まさに十条さんへの悪口を言っているところに遭遇。 しかし、そんな男性社員に向けて、若手社員が投げかけたある言葉に、圭子はとても元気づけられて…?
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