社会人1年目の息子が中古のトヨタ86を「260万円」で購入するそうです。月収「19万円」でも買えるのでしょうか…?
自分の年収がそれほど高くない場合に、年収以上の車を購入できるか疑問に思う方もいるでしょう。一定の条件はありますが、条件を満たせば年収以上の車でも購入できる可能性があります。 今回は、1983年にトヨタが発売したスポーツカーで中古車市場でも人気のあるトヨタ86を例にして、社会人1年目で月収がそれほど高くない状態でも購入できるかを解説します。ローンを利用する際の返済シミュレーションや購入後の維持費などもご紹介しているため、参考にしてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
車を購入する際の年収の目安
車を購入する際は、自分の年収の半分程度または半分以下の価格が目安とされています。今回の場合だと、月収19万円であるため単純計算で年収換算すると228万円となり、数字上は260万円のトヨタ86は購入が難しいかもしれません。 トヨタが販売している認定中古車では、最も安いトヨタ86で100万円程度で購入できるものも存在します(2024年8月時点)。100万円程度であれば月収19万円でも車を購入する際の年収の目安に当てはまるため、問題なく購入できるでしょう。 ただし、目安の年収以上の車でも、頭金を用意できる、貯蓄がある、ローンを利用するなどのケースでは購入できる可能性があります。
年収以上の車をローンで購入する方法
社会人1年目で年収もそれほど高くない状態で車を購入する際は、ローンで購入するケースが一般的でしょう。車を購入する際に利用できるローンの種類には以下のようなものがあげられます。 ・銀行系ローン ・ディーラー系ローン ・自社ローン 銀行系ローンは金利が安いですが、審査が厳しく時間もかかる特徴があります。ディーラー系ローンは銀行系ローンと比べて金利は高いですが審査が早い傾向にあり、なるべく迅速に対応したい方には向いているでしょう。 さらに車の販売店独自で用意している自社ローンは、金利がかからず審査にも比較的通りやすいとされています。ただし、自社ローンの場合は金利に相当する手数料などが上乗せされているケースが多いため、支払い総額が高額になる可能性もある点には注意が必要です。