社会人1年目の息子が中古のトヨタ86を「260万円」で購入するそうです。月収「19万円」でも買えるのでしょうか…?
トヨタ86の返済シミュレーション
ここでは銀行系ローンで260万円の中古のトヨタ86を購入する場合の返済シミュレーションを確認してみましょう。 ローンの返済条件は以下の通りとします。 ・年収228万円(19万円×12ヶ月) ・借入希望金額260万円(全額) ・頭金なし ・ボーナス増額返済額なし ・金利(年利1.2%~3.8%) ・返済期間3、5、8年 返済期間における返済額の目安は以下の通りです。 ・返済期間3年:7万3566円~7万6531円 ・返済期間5年:4万4667円~4万7648円 ・返済期間8年:2万8417円~3万1450円 一般的に、月々のローン返済額は収入の25~35%以下が推奨されており、上記の条件のなかだと返済期間が5年以上が当てはまります。ただし、返済期間が長くなればなるほど金利も長い間支払わなければいけないため、総支払額は多くなります。
購入後の維持費も考慮したうえで検討する
車を購入する際は、毎月の返済額にくわえて購入後の維持費も考慮することが重要です。車の購入後の維持費には以下のようなものがかかります。 ・自動車税 ・車検費用 ・ガソリン代 ・駐車場代 ・必要に応じてかかるメンテナンス代 自動車税と車検費用に関しては年単位でかかる費用ですが、ガソリン代や駐車場代などはほぼ毎月かかってくる費用となります。中古車の場合は年式や走行距離にもよりますが、新車よりもメンテナンスのための費用がかさむ可能性もあります。 毎月の返済額にこれらの維持費もくわえて無理なく支払えるかどうか事前に確認をしておきましょう。
月収19万円でも260万円の中古のトヨタ86を購入できる可能性がある
車を購入する際は、自分の年収の半分または半分以下が費用の目安とされています。ただし、頭金を用意できる、十分な貯蓄がある、ローンを利用するなどのケースでは、年収より高い車でも購入できるでしょう。 月収19万円で260万円の中古のトヨタ86を購入する際にローンを利用した今回の場合は、返済期間を5年以上にすれば、生活に大きな負担をかけず購入できる可能性があります。なお購入後は維持費が毎月かかるため、維持費も考慮したうえで無理なく返済できる計画を事前に立てておくとよいでしょう。 出典 トヨタ自動車株式会社 トヨタ認定中古車 86の中古車 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部