菊田一美が打倒杉浦透を果たし、新日本・ノアの年明けビックマッチに負けない“デスマッチ二冠戦”を明言「新春の花火は俺たちが上げる!」
「大日本として“デスマッチ”の魅力で一際目立つ存在になりたい」
⑤大日本プロレスとプロレスリングFREEDOMSの違いとは? ――大日本プロレスとFREEDOMSのリングに上がり、それぞれのデスマッチを体感されていますが、両者の違いをどのように感じていますか? 「やっぱり、空気感が一番違いますね。FREEDOMSには、どこか独特な雰囲気があって、ファンの皆さんも少し違う反応をするように感じます。たとえば、大日本プロレスでは、杉浦透選手が来た時も『ウェルカム』という感じがありましたが、FREEDOMSでは、もう少し殺伐とした緊張感が漂っている印象です。」 ――それは、試合の雰囲気やファンの求めるものが違うということですか? 「FREEDOMSでは、より“尖った”デスマッチを求めるファンが多い印象があります。一方で、大日本はデスマッチだけではなく、ストロングや様々なスタイルを見せる団体なので、その多様性がファンの空気感にも反映されているのかなと感じます。」 ――デスマッチの文化や捉え方も団体ごとに異なるわけですね。 「はい。大日本では年間百何試合も行う中で、多様性のあるプロレスを提供しています。その中で培われた空気感やファンの受け止め方は、FREEDOMSとはまた違うんですよね。それぞれに良さがあるので、自分としてはどちらも楽しみながら挑戦しています。」 ――ファンの違いを肌で感じながらも、両団体での経験が菊田選手にとって大きな刺激となっているのですね。 「そうです。両方の良さを吸収しながら、自分自身をもっと高めていきたいと思っています。」 ⑥新年に向けて ――新年に向けた意気込みをお聞かせください。 「やっぱり、1月はプロレス界全体が盛り上がる時期ですよね。新日本プロレスの東京ドーム大会、ノアの日本武道館大会…そういったビッグマッチに負けないようなインパクトを残したい。大日本として“デスマッチ”の魅力で一際目立つ存在になりたいですね。『新春の花火は俺たちが上げる!』って気持ちで臨んでいます。」 ――具体的な目標はありますか? 「たとえば、大日本の選手同士でデスマッチ二冠戦をやるくらいの大胆な挑戦を掲げるのも面白いかもしれない。デスマッチの熱量を最大限に高めて、2025年の幕開けを象徴するような大会を作りたいです。そうなれば、他団体に負けないくらいのインパクトを残せると思います。」 ――1月は大日本プロレスにとって重要なタイミングですね。 「そうですね。1月2日の後楽園ホール大会、そして1月5日新木場大会は東京ドーム大会と日程がかぶります。でも、そこを逆にチャンスと捉えて“デスマッチの真髄”を見せつけたい。『この熱気はどこにも負けない』って胸を張れるようなものをファンの皆さんに届けます。」 ⑦ファンへ向けてメッセージ ――ファンへのメッセージをお願いします。 「まずは12月9日、そして2025年はデスマッチで最初の熱い花火を皆さんと一緒に打ち上げたいと思います。ぜひ期待していてください!」 12月9日の後楽園ホール大会は、菊田一美にとって、そして大日本プロレスにとっても新たな一歩となる重要な試合である。菊田がリング上でどんな戦いを見せるのか、ファンの期待は高まるばかりだ。 インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督) 後楽園ホール大会 日時:2024年12月9日(月)17:30 開場18:30 開始 会場:東京・後楽園ホール 【全対戦カード】 ▼メインイベント KING of FREEDOM WORLD CHAMPIONSHIP ガラスボード+蛍光灯+αデスマッチ 時間無制限1本勝負 〈第21代王者〉杉浦透 VS〈挑戦者〉菊田一美 ※3度目の防衛戦 ▼セミファイナル 蛍光灯100本タッグデスマッチ 30分1本勝負 伊東竜二&竹田誠志 VSアブドーラ・小林&若松大樹 ▼第5試合 ストリートファイトハードコアタッグマッチ 30分1本勝負 神谷英慶&橋本大地 VSマッドマン・ポンド&デイル・パトリックス ※通常のプロレスルールに加え場外カウント無し、選手の交代にコーナーでのタッチが必要無し、さらにレフェリーの認めた凶器が使用可能な試合形式。 ▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負 関本大介&大門寺崇 VSジェイコブ・クレイン&マリー・ハナ ▼第3試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負 中之上靖文&浜亮太&エル・パンテーラJr. VS 梶トマト&関札皓太&吉田和正 ▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負 宮本裕向&谷口裕一 VS高橋匡哉&SAGAT ▼オープニング6人タッグマッチ 15分1本勝負 日高郁人&野村卓矢&阿部史典 VS星野勘九郎&青木優也&佐藤孝亮
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