【しぶんぎ座流星群 2025】 観察のポイント&撮影のコツ【スマホで流星を撮るには】気になる天気は?
■しぶんぎ座流星群 について 『しぶんぎ座流星群』は三大流星群のひとつで、《極大期》には1時間あたり 30個と予想され、冬休みの時季にあたり小中学生にもおススメの流星群です。 《流星出現期間》は12月28日(土)~1月12日(日)、最も多くの流星が 期待できる《極大期》は1月4日(土)午前5時頃と予想されています。 【▶画像を見る】【しぶんぎ座流星群 2025】 観察のポイント&撮影のコツ【スマホで流星を撮るには】気になる天気は? ■『しぶんぎ座』とは・・・ 昔の人は、それぞれ星をつなげて星座を考えました。しかし長い年月が経つと、同じ星が異なる星座に含まれたり、星座の数が多くなり過ぎてしまいました。 そこで、1920年代に国際天文学連合(IAU)は「88の星座」を選定し、その際「しぶんぎ座(四分儀座)」は残念ながら外れ、現代では存在しない星座となっています。 星座としての「しぶんぎ座」はなくなりましたが、「しぶんぎ座」があった方向に放射点があることから、今でも「しぶんぎ座流星群」と呼ばれています。 その放射点は、現在の星座でいうと「うしかい座」と「りゅう座」の境界あたりです。なお「しぶんぎ座」は18世紀にフランスの天文学者が作りました。 注意)壁面四分儀座(へきめんしぶんぎ座)と呼ばれることもあります。 ■『しぶんぎ(四分儀)』って何? 「四分儀」は星の高さを測る観測機器です。「象限儀(しょうげんぎ)」とも呼ばれ、『伊能忠敬(1745~1818)』も日本地図を作成するために使っていました。星の高さから、その土地の「緯度」を決めていたそうです。 ■『しぶんぎ座流星群』を見よう 観測に適しているのは、放射点が上がってくる『未明~明け方』です。 放射点がある「しぶんぎ座」の見つけ方は、 1)北東の空の「北斗七星」を探しましょう、近くに放射点があります。 ※星座アプリ・星座早見盤を使うと簡単です 2)「北斗七星」「りゅう座」が分からなくても気にすることはありません。 北東の空を中心に空全体を見渡すように観察しましょう。 ■観察の注意点&撮影のコツ 冬場ですので防寒対策、そしてトイレの対策は必要ですが、それ以外では・・・。 1)目を暗がりに慣らすために最低15分は粘りましょう。 2)イスや寝袋などを準備すると便利です。 3)写真を撮る方は、絞りは開放、ISO1600~3200、シャッタースピードを15秒~30秒ぐらいに設定しましょう。スマートフォンのカメラでもマニュアルモードで撮影できる機種もあります。