今季J1降格の札幌がペトロヴィッチ監督の退任を発表…クラブGM「ミシャが築いてくれたものを文化・伝統として継承」 | Jリーグ
【国内サッカー 最新ニュース】北海道コンサドーレ札幌は12月4日、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が今シーズン限りで退任することをクラブ公式サイト上で発表した。 ペトロヴィッチ監督が札幌の指揮官を退任する。 札幌のクラブ公式サイトは「当クラブのトップチームを指揮しておりますミハイロ ペトロヴィッチ監督が、今シーズン限りで退任することになりましたので、お知らせいたします」と発表。同サイトには、次のように株式会社コンサドーレ代表取締役GM三上大勝氏のコメントが掲載されている。 「7年前、『今後クラブをより大きく、存在意義があるものにしたい』『選手がより成長でき、好かれるクラブにしたい』という思いがあり、ミシャを招聘しました。期待していた通り、7年間でその礎をしっかり作ってくれました。今シーズンまでJ1で存在を証明してくれたのみならず、アカデミーのフットボールのスタイルにも貢献してくれました」 「ミシャが築いてくれたものを文化・伝統として継承し、さらに強くなることがミシャへの恩返しになると信じています。ミシャとクラブの監督としての関係は終わりますが、クラブとミシャは『関係性は今後も何も変わらない』と思っており、ミシャとはこれからも大切な仲間のひとりとして関係を築いていきます」 「本当にありがとうございました」 1957年10月18日生まれのペトロヴィッチ監督は、現在67歳。セルビア(旧ユーゴスラビア)ロズニツァ出身で、現役時代にはレッドスター・ベオグラード(ユーゴスラビア) やディナモ・サグレブ(ユーゴスラビア)、シュトルム・グラーツ(オーストリア)などでプレーした。1993年に現役を引退すると、以降は指導者に転身。オーストリアやスロベニアのクラブを指揮した後、2006シーズンからサンフレッチェ広島を指揮し、J2リーグ優勝1回(2008年)やFUJI XEROX SUPER CUP優勝1回(2008年)を経験した。 2012シーズンからは浦和レッズの指揮官に就任。明治安田生命J1リーグ(現:明治安田J1リーグ)1stステージ優勝1回(2015年)、同2ndステージ優勝1回(2016年)、JリーグYBCルヴァンカップ優勝1回(2016年)を果たした。2018シーズンからは札幌を指揮。就任1年目からJ1リーグで4位の好成績を残すと、2年目にはルヴァンカップ決勝に進出して準優勝に輝いた。だが、今季は開幕から大きく出遅れてしまい、リーグ戦第7節まで白星なし。後半戦に巻き返しを見せたが、最終節を残してJ2降格が決定している。