鳥インフルエンザ過去最多ペース 宮崎県が緊急防疫会議
テレビ宮崎
これから渡り鳥が増える季節、全国では、過去最多のペースで鳥インフルエンザが発生しています。国は21日、都道府県に対し、防疫対策の徹底を呼びかけました。 (江藤拓農相) 「令和4年(2022年)シーズンのように鳥インフルエンザが大量発生すれば、卵の需給や価格、国民の皆様方の食卓にも大変な影響を及ぼすことがあります」 鳥インフルエンザは、10月17日に北海道で最初の陽性が確認されて以降、11月21日までに8つの道県で10例発生。過去最多の発生が確認された2022年に匹敵するペースです。 江藤拓農林水産大臣は21日の緊急会議で、都道府県に対し、防疫対策の徹底を呼びかけました。 これを受け、宮崎県は22日、県内でも鳥インフルエンザの発生リスクが高まっているとして、緊急防疫会議を開きました。会議には、市町村の担当者や畜産関係団体などから約150人が出席しました。 (県家畜防疫対策課 坂元和樹課長) 「まず、農場で発生させないことが大事。すべての農場の人が、もれなく、隙なく、侵入防止対策を徹底していただくことが大事」 (県養鶏農業協同組合 赤木八寿夫組合長) 「9月後半から3月まで、半年以上は鳥インフルエンザ警戒シーズンだと思って対策している。緊張感を保ったまま、今を迎えている」 会議では、殺処分や移動制限、消毒ポイントの設置など、発生後の対応などが説明され、「最大限の警戒」を呼びかけました。
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