日本と韓国はどっちが上? アジア人の移籍金ランキング8位。まさにカリスマ! 日本サッカー変えた偉大なレジェンド
近年、サッカー界でアジア人選手の存在感が増している。かつては欧州や南米の選手が移籍市場の中心的存在でアジア人選手の評価は低かったが、もはやその構図は崩れつつあると言える。今回は、情報サイト『transfermarkt』が算出したアジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングを紹介する。※金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは8月11日時点
8位:中田英寿(元日本代表) 生年月日:1977年1月22日 移籍先:ペルージャ(イタリア)→ローマ(イタリア) 移籍金:2169万ユーロ(約34.7億円) 日本サッカー界の“夜明け”とも言える時代に世界でその名を轟かせた男、中田英寿がアジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングで8位に食い込んだ。 1998年、中田は日本代表が初出場を果たしたフランス開催のFIFAワールドカップでチームの中核としてグループステージ全3試合にフル出場した。大会終了後には、21歳でペルージャに移籍金350万ユーロ(約5.6億円)で加入。前年度セリエA王者・ユヴェントスと対戦した1998/99シーズン開幕戦において衝撃の2ゴールを奪取し、世界中のサッカーファンの度肝を抜いた。 チームの中心選手となった中田は、2000年1月にローマへ完全移籍。移籍金はペルージャ加入時のおよそ6倍にあたる2169万ユーロ(約34.7億円)まで跳ね上がっていた。ローマでは絶対的な存在だったフランチェスコ・トッティの壁や外国人枠問題などもあって出場機会の確保に苦しんだが、2000/01シーズンには優勝を争うユヴェントスとの直接対決において後の語り草となる伝説のミドルシュートを決め、最終的に日本人選手として初めてスクデットを獲得した。 「海外組」の先駆者としてイタリアの地で奮闘した中田。日本人選手、そしてアジア人選手の価値を高めた功労者と言えるだろう。
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