主将としてチームを牽引した石川。写真：金子拓弥（THE DIGEST写真部／JMPA代表撮影）

　チームの「分岐点」を激白した。 　パリ五輪の男子バレーボール日本代表の石川祐希が、25日放送のフジテレビ系スポーツニュース番組「すぽると！」にVTRで出演。パリ五輪の激闘を振り返った。 【厳選ショット】２セット先取も…イタリアと死闘を演じた男子バレーボール日本代表 　前哨戦のネーションズリーグで銀メダルを獲得した日本は52年ぶりの五輪金メダル奪還を目指したが、チームは準々決勝のイタリア戦で敗北。２セット連取し、マッチポイントを握りながらも悪夢の３連続セットを競り落とし、大逆転負けを喫した。 　主将はあらためて、あの試合について「やっぱり１点で笑うのか泣くのか、勝つのか負けるのかって決まるし、重みっていうのは改めて感じました」と振り返った。加えて、「相手にやられたというよりも、自分たちで逃したというイメージが強い」とも述べ、「自分たちになかったものは平常心だとか、自分たちを信じ切る力なのかな」と独自に分析した。 　 　無念の想いでベスト８で散った日本。チームの「分岐点」となった瞬間を問われると、「一発目のドイツ戦で少しずれてしまった」と、１次リーグ初戦のドイツ戦を挙げた。 　主将が激白したドイツ戦は第１セットを17-25と大差で奪われる苦しい立ち上がりだった。続く第２、３セットは日本が意地を見せて連取するも、第４セットをデュースが続く接戦を28-30で落とすと、勝負の最終セットも競り負け。まさかの黒星スタートとなった。石川は「（第４セットで）マッチポイントを握ったところから最後取れずにやられてしまった。出だしにああいう負け方をしたことが、あとあとになって響いていたのかな」と明かした。 ​​​​​​ 構成●THE DIGEST編集部