これまでと違う被災地での戦い 復興中の能登での衆院選 石川3区の情勢は…
テレビ金沢NEWS
27日に投開票を迎える衆議院選挙。過去、激戦を繰り広げてきた能登地区の石川3区は復興の最中の選挙戦となっています。これまでと違う被災地での戦いを行う候補者の動きを取材しました。
前職2人による3度目の激突に新人1人が加わった能登の「石川3区」。 毎回、激戦が繰り広げられる選挙区の中で、とりわけ地震と豪雨で2重の被害を受けた奥能登では、被災地を気遣いながらの戦いとなっています。
2017年と2021年は接戦を制し3回目の勝利を目指す自民党の西田昭二 候補。 自民党・西田昭二 候補 「しっかりがんばりますので。自民党でないと復旧はできないと思っていますので」 この日、西田候補が訪れた輪島市は過去に相手候補を大きく上回る票を獲得してきた地域です。 環境が大きく変わってしまった支援者の声を聞いていきます。 自民党・西田昭二 候補: 「皆さん方のふるさとを取り戻し、再生し、創造的復興の中で皆さん方の子や孫へしっかりとつなぐ役割を果たさせていただきたいと思っております」 被災地では仮設住宅に出向いて直接握手を繰り返すどぶ板選挙を徹底します。 自民党・西田昭二 候補: 「素直に皆さん方に接することが今の選挙の対応の仕方なのかなと思っております。いくら自然災害とはいえども、どこにもぶつけることができないこの気持ち。それも含めて私ども政治家は受け止めなければならないと思っております」
その前日、立憲民主党の近藤和也 候補は同じ輪島市内に入っていました。 立憲民主党・近藤和也 候補: 「最初、入れたときにうれしくてもね。いざ入って慣れたらちょっと狭いなぁとかありますよね」 過去2回接戦に敗れて比例復活し今度こそと選挙区での勝利を目指します。 立憲民主党・近藤和也 候補: 「北信越の比例じゃなくて、石川3区の代弁者として、私を国会の場に立たせていただいたら、もっともっと発言力を増しますので、何とか私に力を貸していただいて、今度は皆様のお力になれるように頑張らせていただきたい」 被災地に配慮してタスキをはずして遊説を行う近藤候補。復旧の最中で解散総選挙に踏み切った政府の対応を批判します。 立憲民主党・近藤和也 候補: 「つらいですけども、戦いですからお願いしますと言わなければいけなかったので、本当にそれでよかったのかなと今でも少し葛藤しています。この選挙を1日も早く終わらせて、そして復旧復興のこの政治の役割を果たしていきたい」