中国のEV最大手・BYD、昨年の販売台数41・2%増の427万台…新エネルギー車が急拡大
【北京=山下福太郎】中国の電気自動車(EV)最大手・BYDは1日、2024年の販売台数が427万台となり、前年比で41・2%増えたと発表した。中国ではEVなどの新エネルギー車の普及が急速に広がり、BYDの販売台数も初めて400万台を超えた。
販売台数の大部分を占める乗用車425万台の内訳は、EVが12・0%増の176万台、プラグインハイブリッド車(PHV)が72・8%増の248万台となった。23年はEVの方が多かったが、PHVが上回った。欧米を含め世界的にPHVが販売を増やしており、その波が中国にも及んだ。
中国メディアによると、海外販売台数は40万台で、全体の1割弱を占めた。
24年1~11月のホンダの世界販売台数は343万台、日産自動車は305万台にとどまり、年間を通してBYDが両社を初めて上回る見通しとなった。