ジャングルの中にホテルが…!スリランカの天才建築家ジェフリー・バワの代表作3選
亡くなってもなお、多くの建築家やデザイナーを魅了する建築家・ジェフリー・バワ。その独創的な建築は「熱帯建築」といわれており、バワの美学が息づきながらも、自然と風土を取り入れた建築が特徴的です。ラグジュアリーホテルのアマンリゾーツの創業者もバワの建築スタイルからさまざまなインスピレーションを得たというほど。そんなバワの魅力を探求できる建築をご紹介します。 【写真集】スリランカ旅で絶対行きたい!建築家ジェフリー・バワの代表作
スリランカが生んだ天才建築家ジェフリー・バワとは
ジェフリー・バワという人を知っていますか?建築家やクリエイターに多大な影響を与えたスリランカ出身の建築家です。日本の建築家にも彼のファンがたくさんおり、バワの手掛けた建築を巡るためにスリランカを訪れる人も多いのだそう。 ジェフリー・バワは、1919年スリランカの裕福な家庭の次男として生まれました。スリランカ・コロンボの大学を卒業後に渡英し、1941年にケンブリッジ大学にて文学士の学位を取得。法律を専攻し一度は弁護士の道を歩みますが、兄のベイビスが自らの理想郷をつくったことに感化され、建築への道への転向を決意しました。 建築・造園の基礎を学ぶため、再び渡英。帰国後の1957年、38歳の時にスリランカを拠点に建築家としての人生を歩み始めます。 建築家としてのスタートは遅かったものの、亡くなる2003年まで、スリランカ国内外にて作品づくりを行い建物のみならず、家具などのプロダクトの製作、インテリアデザインを手掛けたほか、庭の設計も行いました。 そんなバワを感じられる代表的な建築をご紹介します。
バワの代表作1:ジェットウィングラグーン
1965年にバワが初めて手掛けたリゾートホテルは、コロンボ空港から車で約20分ほどの場所にある「ジェットウィングラグーン」。一度は閉鎖したものの、バワの弟子ビノッド・ジャヤシンゲの改修によって2012年にリニューアルオープンしました。 エントランスを抜けるとそこには約100mの長さのある広いプールが。客室は全55室あり、空港からのアクセスの良さにも関わらず、開放的で静かな落ち着いた空間が広がり、リゾート気分を満喫できそう。インフィニティプールを生み出したバワの序章を感じさせるホテルです。 Jetwing Lagoon 住所:Pamunugama Road, Thalahena,Negombo