19’センバツ龍谷大平安 ボールパーク点描/下 内野は甲子園仕様 /京都
<第91回選抜高校野球> 中堅120メートル、両翼100メートルのグラウンドを初めて訪れると、誰もが「素晴らしい」と口にする。外野の人工芝はランニング、ダッシュ、入念な準備運動などにも有効活用されるが、肝は内野の土にある。 阪神甲子園球場と同じ黒土と砂を混ぜてあり、ボールを使った練習前には、OBでバッテリーの指導にもあたる畑矢敬治さん(70)がトラクターを駆って入念に整備する。「グラウンドは練習内容や天候で日々コンディションが変わる。荒れた所を重点的に『ほぐして、ならす』作業を繰り返す」と説明した。 来月は年に1度の土の入れ替え。「だんだん砂が多くなってカサカサしてくるので、黒土を増やして艶(つや)が出るようにしたい」と畑矢さん。お色直しが済んだ土の上で本番直前の調整が始まる。【矢倉健次】 〔京都版〕