50歳代いわゆる【就職氷河期世代】です。同年代の一人暮らしで「貯蓄100万円未満」は結構いますか?
【50歳代・単身世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【50歳代・単身世帯】の貯蓄100万円未満の割合 ・19.0% ●【50歳代・単身世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1775万円 ・中央値:610万円 日常的な出し入れ・引落しに備えている部分以外の貯蓄を保有する世帯に限定すると、50歳代単身世帯における貯蓄100万円未満の割合は19.0%。 平均は1500万円を超え、中央値は500万円を超えました。 貯蓄がある世帯、ない世帯の二極化傾向があるようです。
貯蓄がないまま年金生活になっても大丈夫?厚生年金の平均月額とは
もし貯蓄がないまま年金生活に入った場合、年金収入だけでやりくりは可能なのでしょうか。 60歳代の年金額を最新データから見てみましょう。 ●厚生年金の平均月額(60歳~69歳) ・60歳:厚生年金9万4853円 ・61歳:厚生年金9万1675円 ・62歳:厚生年金6万1942円 ・63歳:厚生年金6万4514円 ・64歳:厚生年金7万9536円 ・65歳:厚生年金14万3504円 ・66歳:厚生年金14万6891円 ・67歳:厚生年金14万5757円 ・68歳:厚生年金14万3898円 ・69歳:厚生年金14万1881円 ※いずれも国民年金の金額を含む
国民年金の平均月額(60歳~69歳)
厚生年金に加入していない方は、国民年金(老齢基礎年金)のみの受給となります。 この場合の平均額も知っておきましょう。 ・60歳:国民年金4万2616円 ・61歳:国民年金4万420円 ・62歳:国民年金4万2513円 ・63歳:国民年金4万3711円 ・64歳:国民年金4万4352円 ・65歳:国民年金5万8070円 ・66歳:国民年金5万8012円 ・67歳:国民年金5万7924円 ・68歳:国民年金5万7722円 ・69歳:国民年金5万7515円 もし平均通りの金額が受給できるとすると、この範囲で老後生活はやりくりできるのか、個々でシミュレーションする必要があります。 厚生年金であれば、持ち家で生活費が10万円程度という方はやりくりできるかもしれません。 ただし、次の3点には注意してください。 ・現在の年金水準が今後も続くとは限らない ・突発的な支出(医療費や介護費用、住宅リフォームなど)に対応できない ・実際の年金額は個人によって大きく異なる 貯蓄ゼロで老後を迎えるのは、不安があると思います。 今からでも積立を始めるか、働き続けることも必要になるでしょう。まずはねんきん定期便などで確認することが大切です。