11月からの失点「21」は驚きの欧州5大リーグワースト…マン・C守備陣が深刻な不振に
不振に陥るマンチェスター・シティは、守備陣に大きな問題を抱えているようだ。 2シーズン前のチャンピオンズリーグ(CL)覇者であり、プレミアリーグ4連覇中のマンチェスター・C。しかし今季は10月末から深刻な不振に陥っており、ジョゼップ・グアルディオラ監督体制で初の公式戦5連敗を経験。直近の公式戦10試合で1勝2分け7敗と、難しい状況が続いている。 【CL:順位表】マンチェスター・Cが敗退危機? 先日のチャンピオンズリーグでもユヴェントスに0-2と敗れ、残り2試合でリーグフェーズ22位と敗退の危機も現実を帯びる中、宿敵マンチェスター・ユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンド氏は「彼らは大成功の歴史を持つチームだが、ペップのチームがここまで悪いのを見たことがない。彼らは今、本物のプレッシャーに晒されている」と語っていた。 そんなマンチェスター・Cの現状について、イギリス『BBC』スタッツを用いても注目。中でも守備陣の不安定さが露呈しており、同チームは11月からの公式戦で21失点を記録している。これはハイデンハイム(19失点)、RBライプツィヒ(18失点)を上回り、ヨーロッパ5大リーグでワーストの失点数となったようだ(CLリーグフェーズ第6節終了時点)。 さらにマンチェスター・Cは、現在アウェーゲーム7試合連続で2失点以上を喫しており、その間の失点数は「16」。この失点数は、それ以前の46試合分と同等の数字になる模様。特にCLでは、開幕からの3試合連続でクリーンシートを達成したものの、直近の3試合で9失点を記録している。 これまで指導者キャリアの中で、攻撃面や新たな戦術はもちろん、失点数の少なさも誇っていたグアルディオラ監督。しかし、CLの試合で2失点以上が3試合続いたのは今回がキャリア初のことに。さらにアウェーゲーム8試合連続でクリーンシート達成を逃したことは、2016年以来2度目のことであるようだ。深刻な不振がスタッツ面でも明らかになっている。