パルマGK鈴木彩艶がダービーで移籍後初クリーンシート達成!伊メディアで最高評価に「初期のオナナを想起。数的不利で3度スコアを救った」 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、6日のセリエA第7節のボローニャ戦に出場して移籍後初のクリーンシートを達成した。 【動画】パルマGK鈴木彩艶がダービーで止めた!
GK鈴木彩艶が所属する昇格組のパルマは、前節で残留争いのライバルであるカリアリに2-3と敗れて1カ月以上にわたって勝利から遠ざかる中、6日、ヴィンチェンツォ・イタリアーノ率いるボローニャと敵地でのダービーに臨んだ。 パルマは52分にウォヨ・クリバリが一発退場となって数的不利に立つ中、規律ある守備でボローニャを無失点に抑え、スコアレスドローで貴重な1ポイントをもぎ取った。セリエA3戦連続出場を果たした鈴木にとって、移籍後初のクリーンシート達成となり、パルマにとっても、セリエAの舞台においては、2021年3月のローマ戦以来となる無失点となった。 イタリアメディア『Mediaset』は、ボローニャFWサンティアゴ・カストロの好機を阻むなどしてパルマに貢献した鈴木のパフォーマンスについて、10番のアドリアン・ベルナベと並んでチーム内最高評価となる「6.5」と採点。過去にインテルでプレーしたマンチェスター・ユナイテッドGKアンドレ・オナナと比較した上で、賛辞を贈った。 「まだ粗削りのスタイルで、初期のオナナを想起させるものだった。プレーにおいて、反射能力だけでなく、“リスク”も高いが、パルマは素晴らしい補強をした。彼は、10人対11人で、3度スコアを救った」 大手メディア『Sky Sport』もまた、鈴木に対してチーム内最高評価タイとなる「6.5」の評価を下しているが、地元紙『Parma Today』の評価は、及第点の「6」にとどまった。パルマの地元紙は、好セーブを称えた一方で、課題も指摘している。 「高いボールに関しては、必ずしも完璧とは言えない。だが前半、ボローニャが彼を呼び出せば、存在感を示した。後半が始まると、ボールコントロールで身震いしたが、難を逃れた。カストロに対しては、極めて素晴らしい反応を見せ、ボローニャが低姿勢で攻撃を仕掛けた時、おびえることはなかった」 指揮官のファビオ・ペッキアは試合終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じると、敵地のダービーで勝ち点をもぎ取った選手たちのパフォーマンスに満足感を示した。 「素晴らしい試合だった。前半は、強豪を相手にカルチョをし、ゴールを目指して多くのチャンスを作り出した。(クリバリの退場した)52分からは、試合が完全に変わってしまったが、選手たちは極めて偉大だった」 「このような形で衝撃に耐えられたことは、メンタル面においても素晴らしい存在感を示せたということであり、良い兆候だ。選手たちを称えたい。チームはカルチョをプレーするだけでなく、10人で40分間にわたって逆風の中でプレーし、試合の流れを変えようという気持ちを示した。今日はみんなが満足して帰宅できる」 試合情報 コモ vs パルマ 試合時間:2024年10月19日(土)日本時間22:00 会場:スタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャ
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