【SVリーグ】東レ静岡&東レ滋賀が新体制発表会 SVリーグへ西本圭吾、田代佳奈美らが決意
「東レアローズ静岡/東レアローズ滋賀 新体制発表会」が9月24日(火)、都内にて行われた
今秋から始まるSVリーグに向け、東レアローズ株式会社を設立。従来の実業団チームから、東レアローズバレーボールクラブ静岡(男子チーム/以下、静岡)、東レアローズバレーボールクラブ滋賀(女子チーム/以下、滋賀)として新たな一歩を踏み出した。 スローガンに「REBORN(リボーン)」を掲げた静岡は、Vリーグをはじめ、昨シーズンは主要大会すべてで3位と悔しさを味わった。今季から指揮を執る阿部裕太監督は「SVリーグ元年に監督に就任して大きな責任を感じています。本気でこのチームで日本一を取りにいきたい」と真剣なまなざしで語った。 そして滋賀は、イタリア・セリエAでプレーする女子日本代表の関菜々巳らが抜けた一方、田代佳奈美、青柳京古ら7選手が加入。堅いディフェンスからの果敢な攻撃を目指す越谷章監督は、「強い責任と覚悟を持って臨みたい。このメンバーと戦えることに感謝し、チーム一丸となって頂点を目指します」と意気込んだ。
その後は両チームの選手たちが自己PR。今年度、チームで唯一男子日本代表に選出された西本圭吾は「東レの象徴として、闘志をむき出しにして先陣を切って頑張るので、皆さん一緒に戦ってください」とファンに呼びかけた。海外リーグを経て2018年以来で復帰したセッターの田代は「バレーボール人生でいちばんのシーズンになるよう、一試合一試合を後悔がないように戦いたいです」と熱い思いを口にした。 質疑応答やサイングッズの抽選会などをとおして、駆けつけたファンとも交流。2時間近い会の最後には、今季からチームを率いる男女の新キャプテンがファンにメッセージを送った。 「『REBORN』というスローガンを掲げ、生まれ変わった姿を皆さんに見せることができると思います。ぜひ会場に来て、またその際は初めて見に来る人を1人連れてくることを心に刻んで。どんどん東レファミリーをつくっていきましょう」(重藤トビアス赳〔静岡〕) 「今シーズンこそこの最高のメンバーで何が何でも優勝をつかみ取りたいです。ファンの皆さま、地域の皆さまともつながって、全員で優勝をつかみ取りましょう」(深澤つぐみ〔滋賀〕) 静岡は10月12日(土)に広島グリーンアリーナ(広島)にて広島サンダーズと、滋賀は10月19日(土)にプロシードアリーナHIKONE(滋賀)にて、NECレッドロケッツ川崎との開幕戦を迎える。
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