久々の勲章を手に、悲願の日本一まで突き進む。巨人・菅野智之投手（34）が15勝で4年ぶり4度目の最多勝に輝いたほか、勝率・833で4年ぶり2度目の勝率第1位も手にした。 「（シーズン）後半にしっかり勝ちたいゲームに勝てたし、胸を張っていい数字。レギュラーシーズンは素晴らしいものになった」 4度の最多勝は球団ではスタルヒン、斎藤雅樹（ともに5度）に次いで3人目。プロ12年目の今季は開幕からローテーションを守り、セ・リーグ記録となるビジターでの開幕10連勝を飾るなど15勝3敗、防御率1・67。自己ワーストの4勝に終わった昨季から完全復活した。 この日は、16日からのクライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージに向けて、東京ドームでの全体練習に参加。キャッチボールなどで調整した。5日には来季の米大リーグ挑戦を表明した。11日に35歳となるベテランは「本当の戦いはここから」と前を見据えた。（樋口航）
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