「フィギュアの謎１００Ｑ～ニューヨークＶＳ元日本代表～」のメインビジュアル（メ～テレ提供）

　フィギュアスケート女子の2022年四大陸選手権日本代表で、現在はメ～テレに勤務する横井ゆは菜さん（24）がMCを務めるテレビ番組「フィギュアの謎100Q～ニューヨークVS元日本代表～」が4日午後11時15分からメ～テレ（東海3県ローカル）で放送される。現役引退後もSNSなどさまざまな形で競技の魅力を発信している横井さんは「フィギュアスケートの魅力をなんとかして多くの人に伝えたいという脳内で思い描いていた夢が実現した番組なので、ぜひ見ていただきたい」と話している。 　今回の番組は横井さんが企画立案の段階から携わった。そこには、「自分が大好きなフィギュアスケートというのをより多くの人に知ってもらいたい」「フィギュアスケートをみんなで楽しんでもらいたい」という熱い思いが一貫して流れている。23年4月の入社から1年目での企画提案ということもあり、プレゼンなどで苦労したことはあったものの、「今までのフィギュアスケートで大事にしてきた部分をそのまま生かせたかなとは思うんですけど」と話す。

番組を企画提案から手がけた元フィギュアスケート四大陸選手権日本代表の横井ゆは菜さん

　番組は人気お笑いコンビ「ニューヨーク」の2人が解答者となってのクイズ形式で進行する。現役時代にショートプログラム（SP）での「黒い十人の女」やフリーでの「クイーンメドレー」など独創的なプログラムでファンを沸かせた横井さんはMCとして奮闘。うまく進行できない部分もあったというが、納得いく出来栄えになっており「GOE（出来栄え点）的に言えば、まだ得点が制定されていない5回転アクセルみたいな感じなので未知数です」と笑顔を見せる。 　見てもらいたいのはフィギュアスケートをこれまで見たことがない人。そのため、放映時間も昼間ではなく実験的な試みもできる若い世代が多くテレビを見る深夜に設定したという。その一方、なかなか初心者には分かりづらいルールや得点の仕組みなどについてしっかりフォローしており、「かゆいところに手が届く作品になったんじゃないかと思う」という。 　番組は4日午後11時15分から65分間。ナレーションを担当するのは、数々の話題作に出演し、2020年度声優アワード主演男優賞に輝いた津田健次郎が務める。番組は動画配信サイト「TVer」で放送後に見逃し配信されるほか、在名テレビ5局の動画・情報配信サービスサイト「Locipo」では地上波の中で放送できなかったクイズが番組終了後に配信される。