驚くほどバキバキの脚&圧倒的な筋肉量搭載の38歳がボディフィットネス日本大会優勝!待ち望んだ師と同じ舞台へ
圧倒的な筋肉量搭載。そして驚くほど深いカット。今年の8月に行われた『JBBFジャパンオープン選手権』で、JBBFデビューをした佐々木絢美(ささき・あやみ/38)選手が、またもや魅せた。 【写真】佐々木絢美選手のバキバキの脚とお尻のVカット
9月28日(土)、29日(日)は、全国から岡山県へフィットネス競技者たちが一堂に会した2日間。28日は年齢と身長別で階級が分かれている『JBBFオールジャパン マスターズ フィットネスチャンピオンシップス2024』(以下、マスターズ)が、29日は『JBBFオールジャパン フィットネス チャンピオンシップス2024』(以下、オールジャパン)が開催された。 佐々木選手はマスターズで、ボディフィットネス35歳以上160cm以下級とオーバーオールで2冠を達成。さらに翌日のオールジャパンでもボディフィットネス158cm以下級でも優勝を飾るという、現在 “負けなし”の選手だ。 佐々木選手がJBBFへの道を歩み始めたのは2022年11月。トップボディビルダー・木澤大祐選手のジム・『ジュラシックアカデミー』を訪れ、手ほどきを受けるように。1年間みっちりと積み重ねてきたトレーニングと、刻み込まれたジュラシックイズム。 木澤選手を師と仰ぐ佐々木選手だが、それはトレーニングだけの話ではない。彼女が発する言葉の端々から、2人の間には深い信頼関係が築かれていることがよくわかる。 調整方法などで彼女が不安に思うことはすべて木澤選手に聞くそうで、「私に合わせて調整をアドバイスくださるので、木澤さんの言うことを聞いていればバッチリなんです」と笑顔を見せる佐々木選手。 心技体、全てが揃った状態で臨んだ今日の大会。その観客席には木澤選手の姿があった。 「木澤さんご自身もあと1週間で日本選手権ですが、ジュラシックアカデミーから何人か選手が出られるので観に来てくださっていて。ステージから木澤さんの顔を見たら泣きそうになりました」 涙を堪え、ティアラと共に笑顔で舞台裏へ。その瞬間から、佐々木選手の姿勢は10月6日(日)に行われる大会へと向いていた。木澤選手の最後の大舞台『日本ボディビル選手権』と併催される『グランドチャンピオンシップス』。佐々木選手にとって、ここが待ち望んでいた舞台である。 「今年1年は『木澤さんと同じ景色を見たい』という思いで突き進んできました。木澤さんにいい報告ができればいいのですが、まずは喜んでくれたらいいと思っています。木澤さんと同じ日に、同じ団体の競技者として、同じ景色を見て、同じ空気を感じられたら幸せです」 師と同じ舞台に立つまでのカウントダウンは、もう始まっている。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:小笠拡子 撮影:中島康介