家でも学校でもない"サードプレイス" 駅前に民間図書館 開設から2か月「子供たちの居場所に」
■ゴロゴロできる”小上がり”スペースも 本棚だけではなくて、子供たちが楽しめるような工夫もありました。 牛島さん:子供たちがすごくボードゲームが好きなので、自由にボードゲームをできる場所にと、ボードゲームを置いています。 神戸:よく見るものもありますね。オセロ…あ、人生ゲーム! 牛島さん:これは寄付でもらったものです。けっこう寄付でいろんな方からいただいたのをここに置いています。小さい子供さんから、中学生・高校生もできるようなものもたくさんあるので、日中に来たらみんなでボードゲームしています。 神戸:ちょっと遊んで、本を読みたければ読んで。 牛島さん:自由に子供たちが過ごせるという形で。子供さんがゴロッとでしたいということを言っていたので、「じゃ、こたつを置ける場所を作ろうか」と。今は夏なのでこたつはないんですけど、いずれちょっと冬になったらこたつを置こうかなと思っています。横になって本が読めるみたいな形にさせてもらっています。 ゴロゴロしながら本も読めるし、ボードゲームもでき、子供の声が平日はかなりこだましているそうです。開館時間は午前10時~夕方5時まで。駅前のいい場所ですし、大切だなと思いました。 民間図書館は各地で広がっているようですが、筑後市では初めて。見学に行ってよかったです。勉強になりました。人が作る本棚を見るのは楽しいですよ。利用者がもっと増えたらいいなと思いました。 ■◎神戸金史(かんべ・かねぶみ) 1967年生まれ。毎日新聞に入社直後、雲仙噴火災害に遭遇。福岡、東京の社会部で勤務した後、2005年にRKBに転職。ニュースやドキュメンタリーの制作にあたってきた。報道部長、テレビ制作部長、ドキュメンタリーエグゼクティブプロデューサーなどを経て2023年から報道局解説委員長。最新ドキュメンタリーは映画『リリアンの揺りかご』(U-NEXTで6月18日まで有料配信中)。
RKB毎日放送