家でも学校でもない"サードプレイス" 駅前に民間図書館 開設から2か月「子供たちの居場所に」
牛島さん:この辺りの棚には、漫画だったり。 神戸:ああー、『風の谷のナウシカ』や、(手塚治虫の)『ブッダ』。 牛島さん:近くのお寺の副住職さんに、借りていただいています。神戸:あ、名刺を出して、誰が借りているのかわかる棚もあるんですね。 ちょうどオーナーさんが今月の家賃を払いに来ました。”家賃”は月2000~5000円だそうです。 ■「かたる」=「参加する」 コロナ禍で閉まってしまったブックカフェを利用して開設されました。室内はコンクリートの打ちっぱなしで、すごくおしゃれ。「かたる」とは「参加する」という意味の方言で、本を通していろいろなことに「かたる」場所と考えています。お話を聞いていたら、筑後市内に住むご夫婦が訪ねてきました。 神戸:ちょっとのぞいてみたかったんですか? 女性:そうなんです、まずは。 神戸:オーナー募集の紙も…。 女性:自分にはちょっと余裕はないかな…。でもいろいろな方のセレクトには興味はありますよね。 (遊ぶ子供たちの声) 女性:図書館みたい。 神戸:お近くの方なんですか。 女性:はい。 ■偶然訪ねてきた親子連れ 取材中、ちょうど小学生の兄弟とお母さんがやってきました。こちらも初めて訪ねてきたそうです。 母親:こんにちはー。 神戸:RKBラジオです。どんなところなのか知りたくて、来てみたんですよ。 母親:うちもそうです。(小学6年生の長男が)「ボードゲームがいっぱいやりたい」と言って。 牛島さん:いっぱいありますよ。 神戸:どうして来たいと思ったんですか? 母親:ちょっと長男が、学校に行きづらい部分もあって。本も大好きだし、「とにかくいろいろなボードゲームをやってみたい」と言うので、「ここだとそろってるよ」と。家にいるとどうしてもタブレットが多くなるので、少しでも本とかボードゲームとか行けるところがあるとこがいいな、と。 神戸:本がある場所、ボードゲームがある場所はどう? 長男:雰囲気があって、いいと思います。]