矢板中央・平野巧、ミドルシュートを突き刺して岡山学芸館に快勝 サッカー全国高校選手権
◇29日 サッカー 第103回全国高校選手権1回戦 矢板中央(栃木)2―1岡山学芸館(フクダ電子アリーナ) 3位入賞4度の矢板中央が第101回大会で優勝した岡山学芸館に快勝した。 先制ゴールは後半17分。ドリブルで持ち上がったMF平野巧(2年)がやや左寄りの位置からミドルシュートを突き刺した。予選では無得点だったが、鮮烈な一発を決めて、「思い切ってやるというのを目標にして、ゴールまで目指していたので、それが実践できてよかったです」と喜んだ。 高橋健二監督は「矢板中央らしくないでしょ。攻撃的に躍動してくれました」と誇らしげ。伝統的に堅守で知られているが、攻撃的な選手が多い本年度は多彩なアタックを繰り出すことに挑戦。その典型として、1点目が生まれた。「ドリブルが今年のチームの特長なので、そこは(個人としても)特に鍛えています」と平野。「やっていて、メチャクチャ楽しいです」と充実の表情を見せた。
中日スポーツ