トランプ氏に「Y.M.C.A.」使用許可のヴィレッジ・ピープル「経済的利益あった」
トランプ次期米大統領が大統領選の際、全米各地の支援者集会で流した「Y.M.C.A.」を手がけた米歌手グループ「ヴィレッジ・ピープル」のオリジナルメンバーで、リードボーカルを務めたヴィクター・ウィリスさんが2日、フェイスブックでトランプ陣営に同曲を使う許可を与えた理由についてつづった。 トランプ氏は4年前の前回選に続き、今回も知名度が高く親しみやすいこの曲を使用した。ウィリスさんはトランプ氏の選挙集会で同曲が使用されたことで、1000件以上の苦情を受けた一方、大統領選を通じて再び同曲に注目が集まり、米ビルボードチャートで上位にランクイン。経済的な利益があったことから「使用を許してよかったと思っている。私の曲を使用することを選択してくれたことに感謝している」とした。 「Y.M.C.A.」はヴィレッジ・ピープルが1978年にリリースしたディスコソング。79年のビルボード年間ランキングで2位、全世界でのシングル売り上げ1000万枚と大ヒットした。日本では79年に西城秀樹さんが『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』としてカバーしオリコンで80万枚を超えるセールスを記録した。米大リーグ、ヤンキースの本拠地・ヤンキースタジアムではグラウンドキーパーが五回終了時、この曲をバックに踊るショーが行われ、ファンに親しまれている。