<おむすび>第4週は姉の帰還で一気に展開「世界が次々と広がっていく」 これまでの“回収”と今後の展開に自信 制作統括&演出が語る見どころ
俳優の橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第4週「うちとお姉ちゃん」が、10月21日から放送される。これまで写真や回想シーンでのみ登場していた結(橋本さん)の姉・歩(仲里依紗さん)が、東京から突然、糸島に帰ってきたことから、物語が大きく動き出す。第3週までの振り返りと、第4週の見どころについて、制作統括の宇佐川隆史さんと演出の小野見知さんに聞いた。 【写真特集】「おむすび」新キャストの顔ぶれ! 「全ての写真がエモすぎる」と話題の18歳美少女も!
宇佐川さんは、第3週までの放送を振り返り、「さまざまなご意見をいただいているのは承知しております。ただ、私どもとしては、物語をしっかりと丁寧に伝えてきたつもりです」と力を込める。
「『おむすび』は結の心の旅でもあるので、第3週まで結を見守る形で作ってきました。それは、過去の経験から殻の中に閉じこもっていた結が、ギャル軍団をはじめとした人々との交流を通して、自分自身の力で殻を破っていく姿です。結が抱える過去が簡単なものではないと、何となく皆さんもお気づきだと思うのですが、橋本さんは、結の日々の生活の中で、無意識に封印されている過去をしっかりと理解した上で、非常に繊細なお芝居をしてくださいました」
第4週では、結がこれまで博多ギャル連合(ハギャレン)のメンバーたちと練習してきたパラパラを、地元のイベント「糸島フェスティバル」で披露する場面が登場する。
宇佐川さんは「結が、ハギャレンとともに汗水たらして頑張ってきたパラパラ。最初は嫌いだと言っていたギャル軍団を受け入れた結が、一緒にパラパラを踊り、ついにお祭りで披露する。その先に何があるのかというのがポイントになります」と見どころを語る。そして「ある意味、糸島編前半のクライマックスだと思っています。丹念に紡いできた物語が花開く、見どころのある週に仕上がっています」と自信をのぞかせる。
第4週の演出を担当した小野さんは、「好きなことを思いっきりやるということが、こんなに楽しいんだと、結が身をもって知る週になっています。同時に、姉との過去がひも解かれていく最初の週になりますので、そこの部分をぜひ見ていただけたらなと。加えて、糸島フェスティバルのシーンも見どころです」と紹介する。