壇蜜が「復活と再生」の象徴ヘビとの暮らしぶりと2025年巳年の抱負を吐露「ヘビのようにじっと好機を待つ」
“同居人”として出会えたことで既に幸運
――ヘビは財運や繁栄を司る神の化身とされ、金運が上昇するとも言われています。ヘビを飼うようになって、御利益にあずかるなどの幸運を感じたことは? ほぼないですね。2匹とも病院にかかるようなこともあり、治療費に目玉が飛び出るかと思ったことはありますが。しかし、一緒にいて「育ったね(120センチくらいあります)」「長生きするんだよ」と気持ちの平安を保てたり、落ち込んでいても「世話しなきゃ」と奮い立たせてくれたり、同居人として「正気を保ったり悲観からの立ち直り」を手伝ってくれていますから、出会えたことで既に幸運なんだと考えています。 事務所が倒産しちゃいましたから、ついでに家賃や生活費が潤うような金運ももたらしてくれたらモアベターだよ、お二人さん、とは正直思います。 ――2025年はヘビ年です。脱皮を繰り返すヘビは復活と再生の象徴だそうです。どのような年にしていきたいですか? 2023年の心身耗弱による入退院経験から、とにかく「焦らない、日々をゆっくり、生き延びる(できれば再入院はしない方向で)」が大切だと痛感し、目標にしています。いつも通りは年を重ねるごとに困難になったり、物足りなくなったり、なあなあと楽な方に流れていきがちです。 日記やメモ書きなど、日々得たこと、あったことの記録を付けながら、一日一日真摯に生きたいものですね。ヘビみたいにじっと好機を待てば、今を当たり前と思いにくくなります。静かに物事を見つめるって、刻一刻と過ぎる時、変わる時を深く体感していることに繋がりますもの。 ヘビのごとく復活や再生のチャンスを見逃さない年だといいなと思っています。つらいことや難儀を強いられたり、理不尽な目に遭って疲弊しやすきご時世ですが、そんな中でも足もとに落ちているゴミを拾ったり、エコバッグを持参して買い物できている自分を褒めたりする時間も持っていてほしいです。記録はその手助けになりますよ。 時間の許す限り、ゆっくり、共に参りましょう。