夏空に咲く《暑さと西日に強い多年草 4選》たおやかで野趣あふれる花姿!
【暑さと西日に強い多年草 その3】ガイラルディア
●夏らしいビタミンカラーがインパクト大! 「ガイラルディア」 パッと開いた花に元気を貰えそうなガイラルディア。発色のよいイエローやオレンジなどが印象的です。 毎年のように新品種が出ており、一重や八重のほかにユニークな咲き方の品種もあります。品種によって草丈が異なるため、植える場所に合わせて選びましょう。 暑さと乾燥に強く、水をやりすぎて過湿になると弱ってしまうので、むしろほったらかしのほうがよく育ちます。 種まきをするなら春または秋。ポットにまき、よい芽を残して育苗するとよいでしょう。 冬には地上部がほとんど枯れますが、春になると根元から新芽が出てきます。一年草の品種もあるので、確認してから購入してください。 ※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
【暑さと西日に強い多年草 その4】センニチコウ ファイヤーワークス
●小さな花火がたくさん打ち上がっているみたい! 「センニチコウ ファイヤーワークス」 名前の通り“花火”のような花姿のセンニチコウ ファイヤーワークス。ヴィヴィッドなピンクやパープルの花がポンポンのように丸く咲き、よく見ると花弁の先端には火花のような黄色いものが。 センニチコウは一年草の品種が多いのですが、このファイヤーワークスは土が凍結しなければ冬越し可能。マルチングで保温すると冬越ししやすくなります。 開花期が晩秋までと長いので、花がら摘みはこまめに行いましょう。たくさん咲いたらフラワーアレンジメントやドライフラワーとしても楽しめます。5月から6月には挿し芽で増やすことも可能です。 ※参考価格:300円前後(3~3.5号ポット苗)
まとめにかえて
今回は、暑さと西日に強い、ナチュラル感あふれる個性豊かな多年草を紹介しました。 どれも日当たりと風通しのよい場所を好み、強い陽射しに負けずに育ってくれるので初心者のガーデナーさんでも育てやすい草花。 素敵な花を楽しんで秋が過ぎ寒くなったら、地上部を切り戻し、マルチングで保温するなどして冬越しの管理を行いましょう。そうすれば翌年も再び花を咲かせてくれるのが多年草の魅力です。 今年の夏は間に合わなかった方も、来年の夏のガーデンにはどれを植えたいか、この記事を参考にしながら今から計画してくださいね。
【ガーデニング豆知識】多年草ってどんな植物?
さいごに、多年草と、一年草・宿根草の違いも整理しておきましょう。 ・一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物 ・多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある ・宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する
LIMO編集部