「検察なめんな」恫喝「取り調べ映像」 法廷で公開 冤罪の裏側に『検察トップ』の指示【プレサンス元社長冤罪事件】
■「検察官一人の個人の問題じゃないと思う。組織改革していただかないといけない」
20日、大阪地裁で開かれた国家賠償請求訴訟。 法廷では、18時間分ある取り調べのうち恫喝的な部分を含むおよそ25分間の映像が流れた。 そして山岸さんの弁護士は、こうした異常な取り調べが説得だと言えないことは一目瞭然だと指摘した。 プレサンスコーポレーション元社長・山岸忍さん:きょう皆さん映像を見て頂いたかと思いますけれど驚かれた方もいらっしゃると思います。 あの取り調べは特捜部内でも共有されているはずなんです。 だけどあれを見て問題視しないという特捜部という組織、田渕検察官一人の個人の問題じゃないと思うんですね。やっぱり組織改革していただかないと。
■「失敗したら腹切らなきゃいけないんだよ。命かけてるんだよ。検察なめんなよ」
ついに国民の厳しい目にさらされることになった大阪地検特捜部の取り調べ。 検事は取り調べの中で、Kさんにこう告げている。 <12月8日 取り調べ> 田渕検事:失敗したら腹切らなきゃいけないんだよ。 命かけてるんだよ。検察なめんなよ。 あなたたちみたいに金かけてるんじゃねえんだ。 金なんかよりも大事な命と人の人生をこっちは天秤にかけて仕事しているんだよ。 山岸さんの人生を狂わせ、冤罪を生んだ今、検察のあり方そのものが問われている。 (関西テレビ記者 赤穂雄大)
関西テレビ