契約更改交渉に臨んだ寺地

　ロッテ・寺地隆成捕手（１９）が４日、さいたま市のロッテ浦和球場で契約更改交渉に臨み、５０万円増の５５０万円でサインした。（金額は推定） 　今季はプロ１年目ながら、１軍に２試合出場した。初出場となった１０月３日・日本ハム戦では「１番・ＤＨ」でスタメン出場し、初打席初安打をマーク。同月４日・ソフトバンク戦では「７番・捕手」で先発マスクをかぶり、８回１失点と好リードを披露した。「今年の目標が１軍出場という中で、出させていただく機会があってすごく良い経験になった。今シーズンの目標は達成できた。バッティングが売りで入ってきて、数字的にも出せた」と納得の表情だった。 　それでも、課題はまだまだある。「１軍の選手と戦える機会をいただいた中で通用しない部分は多く見つかった。タイミングであったり、ストレートに刺されるということがすごく多かった」。今月７日からはオーストラリアでのウインターリーグに参加する予定で、「打撃のテーマを引き続きやる。さらにキャッチャーとしてのリード面、ブロッキング、スローイングをレベルアップしたい」と力を込めた。 　来季の目標には、色紙に「初ホームラン」と記した寺地。「来年はさらに（１軍での）出場機会だったり、帯同する時間をもっと長くできるようにしたい」。期待の若武者がさらなる進化を遂げてプロ２年目へ向かう。